アサヒビール、「アサヒ生ビール〈ほろにが〉」4種の味とデザイン一新、9月22日全国発売
アサヒビール㈱(東京都墨田区、03・5608・5126)は8日、昨年の9月に発売した「アサヒ生ビール〈ほろにが〉」全四品種‐写真‐の味とデザインを一新し、22日から全国で新発売する、と発表した。
ビール業界は昨年から“秋冬戦争”が勃発し、今年もキリンが「秋味」をリニューアルすれば、サッポロは「冬物語」に「■煎生ビール」をラインアップ、サントリーが「ライツ」のリニューアル。ビール五銘柄の熾烈な戦いによって、ビール総需要の拡大がどこまで伸ばせるか注目される。
新しい「ほろにが」は、原料の配合や独自の仕込みダイヤグラムの設定など、醸造工程全般にわたって見直しを行い、新しい“コク”を生み出し、まろやかさを一段と増して、しっかりとした味わいを実現している。アルコール度数は約四・五%。
営業本部マーケティング部長の市毛正己氏は、「当社は消費者調査をたえず行っているが、バランスがもう一つの声が多く寄せられた。これをもとに研究を重ね、〈ほろにが〉の特徴である“豊かなコクと上品なほろにがさ”の“コク”をさらに磨き上げた。味わい派のニーズに的確に応えた商品」と自信作を強調する。年内三五〇万ケースが目標。
新デザインは、爽やかなオフホワイトをベースに、色鮮やかなメタリックレッドの「ほろにが」の文字が筆文字でラベル中央部に大きく描かれており、より味わい深く、より親しみを感じさせるものにしている。
テレビCFには、武田鉄矢と篠ひろ子を引き続き起用。ほのぼのとして味わい深い夫婦を演じる二人が“新しいコク”の世界を、息もピッタリの絶妙なタッチで表現する。
小売価格は従来品と同じ、大びん(六三三㍉㍑)一本三二〇円、中びん(五〇〇㍉㍑)一本二七五円、缶五〇〇㍉㍑一缶二八五円、缶三五〇㍉㍑一缶二二〇円。