ほっとコーヒータイム(62)優美な酸味と香りが魅力のモカ
コーヒーの「モカ」はもともと港町の名前。アラビア半島の紅海に面するモカ(イエメン共和国)は昔、欧州へのコーヒー輸出で栄え(現在港は閉鎖)、ここから出荷されたイエメン産と、アフリカ・エチオピア産のコーヒー豆を「モカ」と呼ぶ。
モカの特長はフルーティーな香りと酸味。酸味はコーヒーのおいしさを決める要素の1つだ。コーヒーの実は、他の果実と同じように酸を含んでいる。その酸味の強さを煎り加減などで調節し、生豆製品へと仕上げていく。
勘違いしがちなのが酸味と酸化の違いだ。コーヒー豆は鮮度が命。時とともにどんどん酸化が進み、酸化による酸っぱさも生ずる。それは身体にとって「毒」であり、受け容れがたい味だ。一方、コーヒー豆本来の自然な酸味は甘味や苦味などと協調し、味と香りのハーモニーを奏でる。
さらに魅力を引き出すのが、ブレンドの技。酸味と香りが特長のモカは、コクと苦味のあるコロンビア産豆などとのブレンドが好相性。新鮮な豆でこそ味わえる、自然な酸味と豊かな風味を、ぜひ堪能してみて。
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※要冷凍・冷蔵品
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「きくのIFC コーヒー」は、鮮度を重視し、焙煎直後の豆を急速冷凍して、高機能ガス(アロマ)を封じ込める独自製法で作られ、煎りたて・挽きたての鮮度と風味が味わえる。
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