ルポ ホクト・赤沼きのこセンター エリンギ君すくすく、みんなの食卓まで自然界と同じ環境に
秋の一日、ホクト・赤沼きのこセンター(長野市)の見学に行ってきました。エリンギって山で採れるんじゃなくて、工場で作られているのよね…知ってはいたものの、やはり実際に見てみなくちゃ分からない!“発見”をいっぱいご紹介します。
◆自然界と同じ環境に
「このセンターには、自然界で野生のきのこが生育するのと同じ環境があるんです」と、西澤賢センター所長。雑菌などが入らないよう衛生管理しているそうです。まず、目に飛び込んできたのが、きのこを育てるビンにつめる「培地」の様子。殺菌室に入れて高温・高圧で殺菌し、その後、種菌が植え付けられます。このビンが次に、「夏の森」の環境を再現した部屋に入り、菌が全体に回るように培養されます。そして、きのこが出るための刺激を与える「菌かき」を経て、「芽出し・生育」の課程へ。「秋の森」のような、少しひんやりした部屋で最後の生長をするのだそうです。この間、薬品などはまったく使われていません。
◆なぜ、洗わなくても大丈夫なの?
さて、その「芽出し」から「生育」の終了まで、何日かかるのでしょうか?答えは約14日。野生のきのこの場合は成育する季節や場所が限定され、毎年同じ環境にはなりません。生長にももっと時間がかかったり収量が不安定だったりしますが、このセンターでは条件を標準化して、私たちがいつでもリーズナブルな価格でおいしいきのこを食べられるよう工夫しているのです。
必要最低限しか人の手が触れないことで、衛生環境も保たれています。よく、エリンギなどのきのこは「パックを開けたまま洗わなくても大丈夫」と言われますが、それはこのような製造過程があるからなんですね。「洗いすぎると栄養分が流出してしまうので、さっと洗うか、あるいは洗わなくても大丈夫です」(西澤所長)。
もっと詳しく知りたい人はこちらまで http://www.hoktokinoko.co.jp/
エリンギは、どうして母子のように大小2個、あるいは家族のように3個の組み合わせが多いのか、この疑問もセンター見学で解決。100g以上を1パックとしているのですが、パックにする課程で加工を極力しないよう、生育されたままの形を優先しているそうです。そうすると自然にあのスタイルになるのですね。
○この秋おすすめのエリンギメニュー
◆イタリアントマト鍋
〈材料・4人分〉
・ホクト エリンギ………2パック(200g)
・カゴメ イタリアントマト鍋(400g)…1袋
・白身魚(タラ等)………3切れ(約300g)
・アサリ(殻付き)………250g
・キャベツ…………………1/2個(600g)
・たまねぎ…………………1個(200g)
〈作り方〉
(1)白身魚、野菜、きのこはひと口大に切る。アサリは塩水に入れて砂抜きしておく。
(2)「イタリアントマト鍋」スープと水2カップ(400ml)を鍋に入れ、沸騰させる。
(3)材料を入れて煮込む。
(4)材料に火が通ったらできあがり。
※具材にトマトを加えるとコクと旨みが増し、より「トマト感」が楽しめます。
(レシピ=ホクト(株)/カゴメ(株))














