なす 色よく仕上げたい時は鉄鍋で

2009.06.10 167号 01面
「なすとピーマンのみそ炒め」

「なすとピーマンのみそ炒め」

 夏に取れる野菜の「夏の実(なつのみ)」から「なすび」。関東の卵形、東海から関西の長卵形、関西以西の長なす、九州の大長なすなど地域独特の品種が。ほかに果肉がやわらかいので田楽や煮物に向く丸なす、詰め物をして煮たり焼いたりにピッタリの米なす、からし漬けなどにしやすい種なしの小なすも。

 紫色のアントシアニン類の色素「ナスニン」は、鉄やアルミニウムに反応して青藍色になるので、色よく仕上げたい時は鉄鍋で。漬物には古いクギを入れると色鮮やかに。

 切り口は空気に触れると変色するので、切る端から水に浸して。果肉がスポンジ状で油をよく吸収するため、植物油のリノール酸やビタミンEの摂取にも役立つ。身体を冷やす夏野菜の中でも特になすの作用は強いので、夏負けしそうな時に上手に利用して。

 ◆なすとピーマンのみそ炒め

 〈材料・2人分〉

 ・なす………………………………5個

 ・ピーマン…………………………2個

 ・「AJINOMOTO サラダ油」…大さじ1

 ・「ほんだし」……………小さじ1/2

 A・みそ……大さじ2

 A・酒………大さじ1

 A・砂糖……大さじ1

 〈作り方〉

 (1)なすはヘタを切り落とし、回しながら包丁を斜めに入れて、ひと口大の乱切りにする。ピーマンはタテ半分に切ってヘタと種を取り除き、ヨコ半分に切る。

 (2)フライパンに油を中火で熱し、(1)のなすを入れて1~2分炒める。しんなりとしたら、(1)のピーマンを加えてサッと炒め合わせ、「ほんだし」をふり入れてまぜる。

 (3)弱火にしてフタをし、3~4分蒸し焼きにする。

 (4)小さめのボウルにAを入れ、よくまぜる。(3)のフタを取って中火にし、Aを加えて手早くからめ、器に盛る。

 (レシピ=味の素kk「レシピ大百科」)

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