波動を高める生活学:タコ

2005.03.10 116号 11面

タコはデビルフィッシュ(悪魔の魚)などと呼ばれ、外国ではあまり食されず、日本をはじめスペインやイタリア・ギリシャなど地中海沿岸で主に食される。特に日本は世界の漁獲高の3分の2を食べているといわれる。はたして、タコの健康効果はいかがなものか。

まず、タコは低カロリーで良質なタンパク質が豊富なので、ダイエット中の人にとっては理想的な食品だ。さらに、大きな特徴としては魚介類に多く含まれるタウリンが特に豊富なこと。タウリンはアミノ酸の一種で、体内では筋肉に多く含まれている。タウリンの機能としては、まず滋養強壮効果が挙げられる。これは、タウリンがドリンク剤に配合されていることからよく知られている。また、ダメージを受けた肝細胞の再生を促進するので、肝機能向上効果が期待できる。さらに、インスリンの分泌を促進し、血糖値を下げることで、糖尿病の予防や改善も期待ができる。それ以外にも、眼精疲労や血管にも効果的とされる。これらに関連した『疲労』『肝臓』『糖尿病』『視力』『動脈硬化』の各項目が非常に良い数値を示している。

ミネラルでは亜鉛とカリウムが多く含まれる。亜鉛が不足すると、偏食気味の若者に多いといわれる味覚障害を引き起こす。カリウムは過剰のナトリウムを排出するため、塩分(塩化ナトリウム)の過剰摂取による高血圧の予防に有効である。

さらに、青魚に多く含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)もタコに多く含まれる。DHAは脳の働きを良くし、EPAは血液をサラサラにして血栓を予防する効果がある。これらの効果を波動測定値でご確認いただきたい。

あのグロテスクな姿からは想像できないおいしさと健康効果満点のタコ。何事もうわべだけで判断してはいけないことをタコが教えてくれているようだ。

(めいらく波動医科学総合研究所・編)

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら

関連ワード: スジャータめいらく