今月のイチ押し商品:プリン体90%カット、キリンビール「淡麗アルファ」発売
ビール飲みたし、痛風怖し。痛風にはビールが悪いということは、つとに有名。痛風の原因とみられるプリン体のとり過ぎを気にして、ビールや発泡酒を飲む量を控えたり、控えなくては…と思っている人に朗報! キリンビール(株)(東京都中央区、電話03・5540・3411)は、プリン体九〇%カット(同社比)の発泡酒『淡麗アルファ』を、2月5日から全国で発売した。
プリン体とは、生物の細胞中に含まれる核酸の一種で、レバーなど動物の内臓に多く、エビ・魚の干物などほとんどすべての食品や一部アルコール飲料に含まれている。ビールや発泡酒に含まれるプリン体は主に原料である麦芽によるもの。プリン体が分解された尿酸が過剰になると、血液中に結晶ができ、足の親指の関節などに痛みが出る。
同品は、世界初の革新的技術(特許出願中)により、プリン体を選択的に吸着除去した発泡酒。三五〇ミリリットル中、プリン体を〇~一・二ミリグラムに抑えている。アルコール度数五・五%。スムーズな口当たりと爽やかな後味の、クリーンなうまさも特徴だ。
同社では、糖質七〇%カット(同社比)で健康志向に応える代表的発泡酒『淡麗グリーンラベル』と合わせて「淡麗」ブランドを強化していく構えだ。
『淡麗アルファ』は、特別な製法を採用しているため、価格は通常の発泡酒(麦芽比率二五%未満)より一本当たり一〇円高いが、痛風が気になる人には嬉しい商品。
ところで、焼酎にはプリン体がほとんど含まれていないので、問題がないといわれるが、含有プリン体の影響だけではなく、アルコールは肝臓での尿酸合成を促進する働きがあるそう。酒は適量を守って、うんと楽しもう。
▽三五〇ミリリットル缶一四五円、五〇〇ミリリットル缶一九五円