気になる話題:日清食品の新季刊誌
日清食品(株)(東京都新宿区、03・3205・5252)は食文化情報の受発信機能を高めるため、一般消費者を対象に会員制の「フーディアムクラブ」を組織、東京本社と大阪本社で一流料理人を講師に招いて料理教室などセミナーを開催し、文化活動に力を入れ、企業のイメージアップを図っていることで知られている。
また同社では食と文化を広く伝えるため季刊誌『FOODEUM』を発行、一般の料理雑誌よりも質が高いアカデミズムを盛り込んだ食文化情報誌としてファンから好評を得ていた。しかし麺食文化が若い人を中心に地球規模に広がりを見せていることから、同誌のタイトルを『noodles.com』(ヌードル・ドット・コム)に改題、インターナショナルな麺食文化を中心に食と生活回りのトレンディーなテーマを編集企画に加えて刷新した。 3月21日発行の“刷新第一号”では、いま爆発的な人気になっている同社の「とんがらし麺」に採用されているトウガラシにスポットを当て「トウガラシの研究」を企画。そのルーツと世界に分布するさまざまな種類のトウガラシを紹介している。
同誌が独自にトウガラシについて女性八〇〇人にアンケートし、その結果について神戸山手女子短期大学・奥村彪生教授は「トウガラシに人気があるのは身体に与える効用が優れているから。食欲増進、ダイエットに効果があり、かつ身体が温まり、発汗作用がある。OLたちに人気があるのはトウガラシの成分の中に、油脂を体外に排泄する働きがあり、これがダイエットにつながるという思いから、ちょっと辛めの味を意識して食べるようになった」と解説している。
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