気になる話題:「おーいお茶」の伊藤園が恋の手ほどき?

1997.01.10 16号 17面

俳句? 古くさっくって……と思っているアナタ。五七五で自分の想いを綴るなんてイキじゃないか。新俳句大賞でおなじみの伊藤園がその手ほどきとなる本、「十七文字のチカラコブ」(マガジンハウス社)を出版した。

「麦秋や明日はきちんと愛告げる」「熱帯魚に私の名前つけないで」など淡い恋心を思い出し、新鮮な気持ちが蘇える。

これは第一回から第七回までの新俳句大賞入選作品(約一四〇万句)から「青春」をテーマにした三〇〇句を、同キャンペーンの審査員でもあり、コピーライターとして活躍中の土屋耕一氏が集大成したもの。「青春」の喜び、ため息、ジレンマ、いらだちなどが伝わってくる一冊だ。

新俳句とは思ったり感じたりしたことを、季語や定型にこだわらず五七五のリズムで表現する新しい俳句。現在ではこの「新俳句」、文部省から文部大臣賞の設置も認められ、国語の教材として活用する学校もあるそうだ。

年々応募総数は増加し大人気の新俳句大賞。今回の第八回は2月28日(金)まで受付中。今年度も「お~いお茶」のパッケージに掲載される入賞者が三〇〇名に、賞金総額はナント六七三万五〇〇〇円にスケールアップされた。

冬に応募受付のため冬の句が多いそうだ。ここは一発夏の句で決めてみては。自分の句が掲載された「お~いお茶」を目指してアナタも頭をヒトヒネリ。お問い合わせは伊藤園お~いお茶新俳句事務局(03・3264・4050)まで。

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