エバラ食品工業、道内限定TVCM「じゃがいもキムチ鍋」提案

 【北海道】エバラ食品工業は、鍋シーズンの本格突入に合わせて1日から16年2月中旬まで、道産ジャガイモを使った「じゃがいもキムチ鍋」を提案するTVCMを道内限定で始めた。連動して店頭でも同メニューをはじめジャガイモ鍋メニューを紹介したリーフレットを配布し、鍋物調味料とジャガイモのコラボで新たな需要を掘り起こし市場活性化を狙う。

 地場産食材が豊富な道内で、そのシンボル的存在でもあるジャガイモをもっと身近に鍋の具材に使ってもらおうと10月~16年3月までホクレンとのコラボ企画提案も実施している。

 これとリンクする形で、「じゃがいもキムチ鍋」をより浸透させる狙いから、同社としては初めて道内限定CM制作に至った。

 タレントには、ラジオパーソナリティー中心に活躍するオフィスキュー所属の北川久仁子を起用。「道産ジャガイモで何つくる?」の問いかけで始まるCMでは、母親役の北川がキムチ鍋の素を手に持って「私はこれ!」と応えて“じゃがいもキムチ鍋”を訴求、驚いた子どもたちがおいしそうにほおばるという内容。

 「キムチ鍋の素」(300ml、500ml)、「キムチ鍋の素まろやか」(300ml)、「プチッと鍋(キムチ鍋)」(23g×6)の4アイテムを売り込む。

 同社札幌支店では「北海道は食材が豊富だが、家庭のメニューとしての啓蒙(けいもう)は弱い。身近な道産食材を毎日の食卓にもっと自然に取り入れてもらうメッセージ性を込めた。白菜などの葉物野菜は天候によって相場が上下し不安定になりがちだが、価格が比較的安定しているジャガイモは家計の強い味方。ホクホクした食感と甘みがあっておいしいし鍋料理にぴったり」とアピールする。

 1000GRPを展開する1月を中心に、期間中2050GRPのCMを投下し、キムチ鍋シリーズ4品で、シーズン中は前年比10%増の販売を目指している。

 (長島秀雄)

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら

関連ワード: 広告 エバラ食品工業