業務用加工食品ヒット賞 洋食部門:ハウス食品「洋食倶楽部 ワイン香るデミグラスソース」

2016.09.05 450号 06面
「デミハンバーグ」

「デミハンバーグ」

 ◆赤ワインと乳製品で濃厚な味わい

 ハウス食品の「洋食倶楽部 ワイン香るデミグラスソース」は2013年秋に発売し、外食や給食業態などでその味わいやソースの色合い、経時変化に対する強さなどでレトルトのストレートタイプとして高い評価を得ている。14年10月には従来の1kg、3kgに加え200gタイプを追加。店舗内調理を行う量販店の惣菜向け商品として、大きな広がりをみせている。

 「洋食倶楽部」は01年に「デミグラスソース」を発売したことに始まる。13年秋には当時の外食におけるデミグラスソースのトレンドを精査し、オーソドックスな従来品より濃厚な「ワイン香るデミグラスソース」とハーブを効かせたマイルドな味わいの「ハーブ香るデミグラスソース」の2種類に改編を行った。

 今回受賞した「洋食倶楽部 ワイン香るデミグラスソース」は牛肉と玉ネギのうま味をベースに、赤ワインとブラウンルウ、乳製品を効かせてコクを出した濃厚な味わいが特徴だ。赤ワインでコクと香りの良さを実現しブラウンルウで香ばしい焙煎感も付与。さらなるコクの厚みに乳を使用することで、コクがあり濃厚ながらバランスの取れたデミグラスソースを実現させた。さらにこの商品は色合いや経時変化の強さから、調理現場における評価も高い。赤ワインをふんだんに使用することなどで本格的なデミグラスソースの濃い茶褐色の色合いとすることに成功した。加えてでんぷんの配合に工夫を重ねることで、長時間経過しても膜が張りにくいデミグラスソースとして見栄えのよさへの配慮がなされている。経時変化に強く見栄えの良さをキープでき、高級感を訴求できることが現場で好まれる要因といえる。またレトルトのストレートタイプでオペレーションが簡易になることも評価を受けている。

 「洋食倶楽部 ワイン香るデミグラスソース」は昨年度の1kgの売上げが対前年比で大幅に伸長している。加えて14年秋に200gを投入したことで中食向けなど新規ユーザー獲得が大きな実を結びつつある。今年度も出荷状況は好調で2ケタ以上の伸びは確実に見込まれる状況だ。今後は200gで量販店のバックヤードへの一層の浸透を図るとともにパン類や菓子類など新たなメニューへの提案を強化し、一層の販路拡大につなげていく。

 規格=200g、1kg、3kg

 ●「デミハンバーグ」

 クセになる濃厚なコク味

 (1)「ハウス 洋食倶楽部ワイン香るデミグラスソース」は、湯煎で温めておく

 (2)フライパンにサラダ油を熱し、ハンバーグを焼成する

 (3)皿に(2)のハンバーグを盛り、(1)のデミグラスソースをかけ、ガルニを添える

 ●「オムライス デミグラスソースかけ」

 赤ワインと香味野菜を利かせた本格派

 (1)「ハウス 洋食倶楽部ワイン香るデミグラスソース」は、湯煎で温めておく

 (2)皿に温めた冷凍チキンライスを盛り、解凍した冷凍スクランブルエッグをのせる

 (3)仕上げに、(1)のデミグラスソースをかける

 「デミ玉うどん」

 凝縮されたソースのうま味

 (1)鍋に「ハウス 洋食倶楽部ワイン香るデミグラスソース」、めんつゆ、水、ケチャップ、赤味噌を入れて温める

 (2)サラダ油で玉ネギ、牛肉、シメジを炒め、(1)の鍋に入れて一煮立ちさせる

 (3)ゆでたうどんを器に盛り、(2)をかけ、温泉卵、万能ネギをのせる

 ●「合鴨とマッシュポテトのブルスケッタ~デミグラスソースがけ~」

 ワインが進む簡単おつまみ

 (1)「ハウス 洋食倶楽部ワイン香るデミグラスソース」を弱火にかけ、少し煮詰める。(湯煎のままでも可)

 (2)フランスパンを焼き、熱いうちにニンニクの切り口をこすりつける

 (3)ポテトを盛り、合鴨スモークをのせる

 (4)(1)をかけ、ベビーリーフを添える

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