大手総合卸7社18年度業績 物流費増大に歯止めかからず 増収も利益率低下

決算 卸・商社 2019.08.19 11926号 01面

 大手総合卸7社の18年度業績は日本アクセスを除く全社が増収で着地し、経常増益は前年同様の5社をキープした。CVSやDgSをはじめとする有力チェーンとの取引拡大、各社が注力する低温関連事業などの伸長で規模拡大を継続しつつ、粗利の改善やコストの抑制に一定の成果を得た格好だ。ただ、物流費の増大で収益力の低下に歯止めがかからず、規模拡大に見合った利益水準への回復は足踏みを続けている。業界指標である経常利益率1%を超えたのは、前年と同じ1社にとどまった。(篠田博一)

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