業務用加工食品ヒット賞 和食部門:キッコーマン食品「ステーキしょうゆ」
◆「贅沢香る」品質で単価アップ 適量サイズで課題解決
キッコーマン食品の「ステーキしょうゆ〈トリュフ風味〉〈和山椒風味〉」は高級素材が「贅沢香る」(包装キャッチコピー)品質を実現し、商品力とメニュー価値・単価を高めた。トップメーカーの製造ノウハウを生かし、醤油の独自品種をブレンド。繊細な香りを最大限に引き出した。発売23年のロングセラーシリーズで初めて570.580gPETを採用。適量サイズで使い勝手を良くして、人手不足や廃棄ロスにも対応し、現場の課題解決を果たした。
「トリュフ風味」はトリュフ塩、トリュフパウダーを組み合わせて使った。濃口醤油にうま味の強い超特選2種を合わせ、後味までトリュフの香りが続く。高級食材であるトリュフの豊かな香味は、特に牛肉と好相性。乳製品にも合い、カルボナーラやクリームコロッケにかけるだけで、香り高い付加価値メニューに様変わりする。
「和山椒風味」は外食トレンドの国産和山椒を使い、爽やかに鼻を抜ける香り、わずかにしびれる辛味を加えた。おだやかな香りと味わいの濃口醤油を選び、和山椒の風味を生かした。清涼感のある味わいは脂身の少ない豚、鶏肉に合う。
2品とも適度な粘度を付け、料理にかけると具材の香味野菜がのる。視覚でもリッチ感を演出。メニュー名に原料由来のトリュフ、和山椒が使え、確かな香気で食中・食後の満足感を高めた。
調理現場では、ソースを変えただけで単価アップできたと好評。醤油や煮きりワインといった、こだわり原料由来の高い汎用性も支持された。「トリュフ風味」はポテトサラダや卵かけご飯、焼きおにぎり、お肉の炊き込みご飯などアレンジレシピが拡大。「和山椒」は居酒屋向けのつくね焼き人気が高かった。
500g超のPETボトルは料理しやすく、使い切れる量と支持された。販売は2019年2月発売以降、新規採用を多く得て好スタート。居酒屋を中心に展開し、NB採用が珍しい総合チェーンでも愛用されている。「和風おろし」など既存5品も増収し、シリーズ全体で好調。クリスマスや忘年会などハレの日メニューが求められる、年末商戦でも活躍余地が十分ありそうだ。昨年ヒット賞に輝いた「基本のから揚げだれ」も順調。連続ヒットを成功例にして、肉用調味料の育成を急ぐ。
規格=〈トリュフ風味〉570g 〈和山椒風味〉580g
●和山椒風味の冷奴
おなじみの料理も簡単に付加価値アップ!
ピリッと和山椒が香る冷奴。食べやすいサイズにカットした豆腐に薬味を添え、「ステーキしょうゆ 和山椒風味」をかけるだけ。おなじみのメニューが魅力ある一品に。
●トリュフ風味のかにクリームコロッケ
肉料理はもちろん クリーム系料理にも好相性!
外はサクッ、中はとろ~りのかにクリームコロッケに「ステーキしょうゆ トリュフ風味」をかけて、ぜいたく感をプラス。芳醇(ほうじゅん)なトリュフの香りに醤油のコクをプラスしたその味わいは、クリーム系の料理にも好相性。
●トリュフ風味のカルボナーラ
トリュフの風味でワンランク上の味わい
カルボナーラに「ステーキしょうゆ トリュフ風味」を加えると、高級感のある味わいに。クリームや卵を使った料理に合わせると、赤ワインと玉ネギのコク、トリュフの芳醇な香りが広がり、濃厚なおいしさ。
●和山椒風味の鶏つくね串
和山椒の繊細な香りが広がる
鶏つくねに「ステーキしょうゆ 和山椒風味」を絡めて焼くだけ。甘辛い鶏つくねに、和山椒の香りとほのかな辛味が加わり、ひと味もふた味も変わる。卵黄を絡めて食べるのもお薦め。