5月14日。今日はマーマレードの日
5月14日はダルメイン世界マーマレードアワード&フェスティバル日本大会実行委員会が制定したマーマレードの日。マーマレードの祭典「ダルメイン世界マーマレードアワード&フェスティバル」の第1回日本大会が2019年5月12日に開幕したことを記念し、4月14日のオレンジデーの1カ月後に定められた。
ジャムとは明確に区別されるマーマレード
ジャム類には、びん詰、缶詰 (大缶、丸缶)、カップ詰、小袋詰があり、びん詰の流通量がもっとも多い。原料種別では、イチゴ、ブルーベリー、アンズ、リンゴのほかプラム、チェリー、パインアップル、ブドウ、モモ、イチジク、各種ベリー類(ラズベリー、ブラックカラント、ブルーベリー、クランベリーなど)、パッションフルーツ、バラ、ショウガ、夏・冬橙の皮などを使ったマーマレードがある。ジャム類(缶詰、びん詰)の国内生産量は3.7万tであり、これに輸入品の1.8万tを加えた数量が国内供給量である。
JAS規格では、ジャム類をジャム、マーマレード、ゼリー、プレザーブスタイルの4種類に分けている。それによると、
- ジャム類とは果実を糖類(砂糖、ブドウ糖、果糖)とともにゼリー化するまで煮詰めたもので、ゲル化剤(ペクチン)、酸味料、香料を加えてもよい。
- マーマレードは、かんきつ類の果実を原料としたもので、果皮を含むもの。
- ゼリーとは、果実の搾汁を原料としたもの。
- プレザーブスタイルとは、ベリー類の果実を原料とするものでは、全形の果実(いちごを原料とするものでは全形または二つ割)、ベリー以外の果実を原料とするものでは、5mm 以上の厚さの果肉片を原料とし、その原形を保持するようにしたもの
と規定されている。
(日本食糧新聞社『食品産業事典 第九版』(引用箇所の著者:沼尻光治、公益社団法人 日本缶詰協会 金村宣昭 ))