日清フーズ、秋の家庭用常温30品発表 “イエナカ食”揃える
日清フーズの20年秋の家庭用常温製品は“スマート・イエナカ食”を提案するアイテムを揃えた。特に家庭内需要で伸びているミックス製品、パスタ・パスタソースでの製品展開を充実した。新製品13品、リニューアル7品の合計30品を発売し、初年度販売目標20億円を目指す。
ミックス製品では、新たに「日清 カップでつくる」シリーズを展開する。お好み焼き粉の中でも伸長するセット品のさらに簡便性を高めた商品として、「ラクまぜカップ」を採用した。カップ入りのミックス粉とすることで調理の手間や調理器具の使用を省く設計とした。また、ミックス粉の袋は中身を出した後、水の計量ができる。商品は「同 お好み焼セット」と「同 チヂミセット」の2品。「お好み焼セット」は卵とキャベツがあればできる。
ケーキミックスの「おうちスイーツ」シリーズは、「お菓子百科」シリーズを改良した。子どもを持つ30代女性をターゲットとし、家庭で親子が一緒に調理するシーンでの活用を目指す。
中身は消費者が高品質なイメージを持つ国内麦小麦粉を使用し、付加価値を高めた。商品は「しっとりスポンジケーキ」「しっとりパウンドケーキ」「さくっとクッキー」「もちもちクレープ」に「しっとりブラウニー」と「ほろほろクッキー」の新商品を加え、家庭で菓子づくりを楽しむ人の拡大を図る。
今年、発売25周年の高品質パスタ・パスタソース「青の洞窟」は、外食店で楽しめるようなアイテムを投入する。パスタでは、ショートパスタ「リガトーニ」「ペンネ」「フジッリ」の3品を投入する。各アイテムとも1袋80g入りとトライアルのハードルが低い容量とし、1人前の食事だけでなく家飲みのおつまみなど、幅広い用途に活用できる設計とした。
さらに「青の洞窟ラザニア・エミリアーナ」シリーズに「同ペンネのオーブン焼き」を新たに加える。
同品は、濃厚なボロネーゼとホワイトソースをゆでたペンネと合わせてオーブンで焼くだけの商品。取り分けサイズのショートパスタメニューとして提案していく。(久保喜寛)