牛乳・乳製品利用料理コンクール開く、奇抜なアイデア続出
社団法人全国牛乳普及協会(東京都千代田区、03・3262・7181)は11月12日、大阪市中之島の辻学園調理技術専門学校で「牛乳・乳製品利用料理コンクール全国大会」を開催した。
これは、牛乳・乳製品の消費拡大のための事業の一環として、日本人に不足がちなカルシウムを豊富に含み、栄養のバランスに優れた牛乳・乳製品を料理に使うことにより、健康で豊かな食生活を楽しんでもらうことを目的として実施したもので、各都道府県で開催されたコンクールに参加した五六五一人の中から「おいしさとアイデアの戦い」を勝ち抜いてきた四六人の代表が出場した。
参加者は一時間の間にユニークなネーミングで独創的なアイデアと栄養たっぷりの作品に自慢の腕を競い、審査の結果、最優秀賞(農林水産大臣賞)に熊本県代表の陳野陽子さんの「和風ブラマンジェ」が選ばれた。陳野さんは「高齢者の方にも食べられるようにアレンジして、容器や盛り付けも工夫しました。これからもいろいろな料理にチャレンジしたいと思います」と語っていた。
レシピと作り方は次の通り。
「和風ブラマンジェ」
〈材料〉(四人分)=(1)もち米80g・水200cc(2)ゼラチン20g・水150cc(3)牛乳400cc・砂糖60g・塩1つまみ(4)バニラエッセンス(5)生クリーム200cc・ゆであずき40g(6)抹茶小さじ1・砂糖20g・牛乳40cc・水20cc・コーンスターチ少々
〈作り方〉=1・もち米を水で洗って水切りし、水200ccとともにミキサーにかける。2・(2)を合わせておく。3・(1)を鍋にうつし(3)を混ぜながら火にかける。4・(3)が煮立ってきたら火を止め、(2)を加えて溶かし、バニラエッセンスを少々加え少しとろみがつくまで冷やす。5・生クリームをとろみがつくぐらいかきたて、(4)に加え混ぜ好みの型に流し冷やし固める。6・ソースを作る。抹茶を分量の中の少量の砂糖を混ぜ水でとく。それに人肌ぐらいに温めた牛乳と残りの砂糖と水でといたコーンスターチを加える。7・(5)を型から抜き、(6)をかけ、ゆであずきをのせる。
〈ポイント〉=抹茶は少量の砂糖を入れ水でとくとダマになりにくい。コーンスターチを使わずもち米でつくるとちょっと違った味が楽しめる。フルーツソースでも良い。











