卵料理特集 卵の魅力を見直そう これから伸びる特殊卵

1996.02.19 95号 15面

卵は、昭和40年代から急激な生産量増の時代となる。それまでの平飼いといわれる農家の庭先で飼われていた鶏が、大量生産目的のケージ養鶏に切り替えられたからだ。

高産卵鶏への品種改良、効率良い配合飼料と飼育法により、大量生産になったが、近年では競合業者の増加により生産過剰気味。そこで注目されたのが、市場価格に左右されず、利益率の高い特殊卵である。

特殊卵の先駆けとされるヨード卵・光は、一〇年の研究の結果商品化し、二〇年になり、現在、一年間のヨード卵生産量二億四〇〇〇万個。特殊卵の六〇%を占めるトップメーカー。次いで全農のしんたまご、その他ビタ卵、森の卵などさまざまのブランド名で次々登場している。

これら特殊卵は、産卵鶏に餌として完全配合飼料が与えられ、ヨード、ビタミン、DHAなどの付加価値を強調するが、最近では、丸大豆を中心とした全植物性飼料を供与することで、卵特有のにおいのしない、ビタミンE豊富な北の卵も発売されている。

価格だけの差別化から品質の差別化も加わり、特殊卵の評価はこれから。現在全生産量の一割だが、二割はいくとみられ、日本農産工業(株)ヨード卵部田中課長は「ニーズは高まっており、マーケットは増える」と確信する。

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