からし特集
からし製品を取り巻く環境はこの1年間で全体としては堅調に推移したといえる。家庭用は昨春の反動で、一時期市場は前年を割り込んだが現在は回復基調にある。業務用は外食向けなどで厳しい状況が続くものの、最終製品が家庭用となるミニパックの動きは底堅く市場を支えている。ある程度安定しているからし市場だが、徐々に影響を与えつつある懸念がある。それはからし原料価格の上昇だ。カナダ産からし原料は作付面積の減少や天候不順による収量減でスポット価格は上昇している。今後、この価格上昇が来年産にも及ぶこととなると、そのコスト吸収は各メーカーにとって大きな課題となる。(高木義徳)
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◆からし特集:家庭用・業務用とも市場は安定 原料価格の上昇に強まる警戒感
調味 2021.10.20からし製品を取り巻く環境はこの1年間で全体としては堅調に推移したといえる。家庭用は昨春の反動で、一時期市場は前年を割り込んだが現在は回復基調にある。業務用は外食向けなどで厳しい状況が続くものの、最終製品が家庭用となるミニパックの動きは底堅く市場を支え…続きを読む
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からし特集:家庭用=全体として好調持続 7月以降、市場は再び回復傾向
調味 2021.10.20からし関連製品の家庭用市場は8月までの1年間で練りからし市場は前年比0.1%増、マスタード類は同5.0%増となった。粉からしは同8.3%減。食品全体として家庭用製品は、コロナ禍での内食化傾向の拡大や外食控えなどで伸長してきた。特に昨年春は、多くの需要…続きを読む
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からし特集:業務用=外食など鈍いが動き堅調
調味 2021.10.20からし製品の業務用市場は、納豆向けの小袋など最終製品が家庭用として流通するミニパックなどの分野とレストランや居酒屋など外食店向けの分野で明暗が分かれている。納豆市場は、家庭内食化傾向と納豆の免疫に対する期待などから昨年は過去最高の市場を形成した。この…続きを読む
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からし特集:美ノ久 「倭からし」順調に販路拡大 顧客への対応力に磨き
調味 2021.10.20美ノ久の今期(21年10月期)ここまでは、全体的に想定内の動きをしている。外食産業向けは企業ごとに濃淡があるが、テークアウトに注力している取引先はおおむね堅調。市販商品向けは、納豆に添付されるからしなどの需要が依然として高い。 商品では、12年から…続きを読む
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からし特集:原料事情=高値推移続く 今年のカナダ産、収量厳しく
調味 2021.10.20日本向けからし原料は、その多くをカナダ産のからし種子が占める。カナダ産からし原料は、その品質の確かさと安定した供給により日本のからし加工品を支えている。一時期、からし原料は大幅に高騰したが、近年は高止まり傾向ながらも安定した価格を形成していた。しかし…続きを読む
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からし特集:日本からし協同組合 7月16日は「からしの日」 製品の豊富さ伝え…
調味 2021.10.20●プレゼント企画に多くの応募 日本からし協同組合は組合設立日である7月16日を「からしの日」に制定し、からしの一層の普及を目指している。今年も昨年に続き、働く母親を応援するサイト「たべぷろ」を活用し、インスタグラマーを活用した「子どもと楽しもう!か…続きを読む