インフォマートの外食産業DX化推進

機械・資材・IT 2022.04.11

 インフォマートは「フード業界に必要なバックオフィスDX戦略」としてフード業界における同社の展望を発表している。フード業界向けの主力事業として「TANOMU」「HANZO自動発注」「店舗運営PF(仮称)」の三つに注力する。同社は1998年、BtoBで外食ユーザーがネット上で食材を探せる「食材マーケットプレイス」の開発を皮切りにBtoB受発注、同規格書、同請求書など企業間の商取引のデジタルトランスフォーメーション(DX)化推進で、クラウドやSaaS環境で使える八つのサービスを展開してきた。22年3月現在でサービス利用企業は70万社(流通金額18兆5000億円)を誇る。少子高齢化や少量多品種化、安全・安心に加え、コロナ過で収益構造が変わったフード業界のDX化推進で、さらなる省人化や効率化を模索する。今後3回にわたって同社のDX化推進事業を紹介する。(江端哲也)