明治乳業、チーズ事業を重点的に拡大 新十勝工場でゴーダ生産開始

乳製品 ニュース 2008.10.24 10067号 08面
明治製菓との統合のメリットを強調する永田毅専務取締役(右)と富永一雄十勝工場長(中央)、長谷川裕一十勝チーズ館館長(左)

明治製菓との統合のメリットを強調する永田毅専務取締役(右)と富永一雄十勝工場長(中央)、長谷川裕一十勝チーズ館館長(左)

ゴーダチーズは9月から生産を開始。乳酸菌と凝乳酵素を加え、固めて10kgのブロック状に成形し、巨大な塩水プールに漬けた後、じっくり熟成させる

ゴーダチーズは9月から生産を開始。乳酸菌と凝乳酵素を加え、固めて10kgのブロック状に成形し、巨大な塩水プールに漬けた後、じっくり熟成させる

 明治乳業が今年2月に北海道芽室町に新設した国内最大級のナチュラルチーズ工場「十勝工場」は、9月から新たにゴーダチーズの生産を開始した。永田毅専務取締役は、明治製菓との経営統合後も酪農乳業界への対応は傘下の明治乳業が「役割を果たす」として、今後もチーズ事業を重点的に拡大していく方針を示した。また今回の統合について、長期的に見て広範な事業を展開する上で「必ず価値ある布石につながる」と強調した。規模拡大の余地を残す広大な十勝工場と併設するチーズ館、根室の野鳥保護区を見学した。

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