未来への羅針盤 食が紡ぐ共生社会:カゴメ、NECなど3社連携 AI活用「節水と収量増」
畑の環境に合わせ、AIが水やりの判断を行う
大木紀佳課長
篠崎直人課長
北イタリアの農地の様子
●伊で実証、トマト生産効率化
水不足による生産適地の減少など、気候変動は、加工用トマトの生産各地にも影響を与えている。こうした課題を解決するためカゴメと日本電気(NEC)、両社による合弁会社DXAS Agricultural Technology LDA(DXAS)の3社は、AIを活用した加工用トマトの営農支援などに取り組む。このたび、NECの農業ICTプラットフォーム「CropScope」を初導入した北イタリアで、節水と収量増の両立に成功した。