先日、神戸牛を食べる機会があった。確かに赤みの上品さ、繊細なサシの香りと風味は記憶に残るおいしさだった。わさび業界では「肉にわさび」を提唱し、最近では肉にわさびをつけて食するシーンが増えつつある▼ただし、現状では神戸牛など高級な牛肉での使用が外食で主…続きを読む
若年層向けにメルマガやSNSで情報を発信する企業が増えている。食品業界でもその傾向が強まる中、LINEリサーチが全国の高校生を対象に流行語に関する調査を行った▼調査によると2024年に流行しそうな言葉の1位は「それガーチャー!ほんまゴメンやで」だった…続きを読む
世界的な原材料・エネルギー価格高騰に円安の影響も受けて、建設資材価格が高騰している。建設物価調査会の推計を見ると、今年3月の建設資材物価は2021年1月と比較して30%上昇している。さらに人手不足による労働賃金高騰などの要因も加わり、工場建設を諦める…続きを読む
5月28日に発行される中部流通特集の中で、今年もインバウンドに関する企画ページを設けた。昨春から名古屋で外国人観光客を多く見掛けるようになったが、新型コロナが5類感染症に移行して1年が過ぎ、当地域はインバウンド消費に沸いている▼「沸いている」のは、セ…続きを読む
各社の決算発表をみて気になるのは、今期の想定為替レートが軒並み1ドル150円程度と、足元の水準から大幅にかい離していることだ。もちろん今後の米国のインフレ鈍化と、日銀の金融政策の正常化を織り込んだ予想でもあろうが、果たして適切な予想だろうか▼政府の後…続きを読む
挑戦者の話は心を打つ。NHKのTV番組「新プロジェクトX~挑戦者たち~」が始まった。昭和を振り返り話題を呼んだ番組を、失われた時代と呼ばれた平成の世に光を当てて復活させた▼主題歌「新・地上の星」は音域を高くして歌うと中島みゆき。無名の挑戦者を取り上げ…続きを読む
日本海沿岸のニシンが豊漁だ。漁獲量(4月末)は6539t。1999年以降で最多となった。さらなる回復に期待が高まる。北海道では96年から毎年300万匹規模の稚魚放流を継続してきた▼ニシンは春告魚。まだ冬の寒さが残る北国の春がシーズンだ。数の子や身欠き…続きを読む
食を通じた健康生活に寄与する健康関連食品。中でも、特定保健用食品(トクホ)や機能性表示食品、などの制度型健康食品は信頼性の高さで必須の市場だ▼発足9年目の機能性表示食品が転換期を迎えている。小林製薬の紅麹問題を受け、消費者庁は専門家による安全基準を軸…続きを読む
TVで『異人たちとの夏』(88年)を見た。40代を迎えた主人公が12歳で死に別れた若い両親の幽霊と夏を過ごす。全盛期の浅草・国際劇場の向かいで育った脚本家・山田太一原作で、故郷への思いがあふれる▼片岡鶴太郎演じる父役が快演で、キャッチボールしながら息…続きを読む
かつては神戸一にぎわった元町商店街も、コロナ禍で老舗店舗の退店・廃業が相次いだ。最近はインバウンド需要の回復に伴って、にぎわいが復活している。中でも多くの人を呼び込んでいるのが3月にオープンした「ごちそう焼むすびおにまる」だ▼看板メニューの「ごちそう…続きを読む