2年連続の主要原産地の大不作により、一時期は製品供給に黄信号が伴った国内オリーブオイル。食用油を代表するプレミアムジャンルとして重要な役割を果たす一方、大半の原料が海外からの調達による特性上、原産地事情や為替要因、調達コストなどが収益性に直撃する▼同…続きを読む
出張で北海道へ。ニッカウヰスキー余市蒸溜所は為定一智社長が「ブランド力の源泉」と呼ぶ基幹の一つ。赤屋根のキルン塔から漂うスモーキーな香り、独特の力強さを生む世界でもまれな石炭直火焚き蒸留器。非公開の製樽室では樽の内側を焦がすチャーリングの炎に興奮▼延…続きを読む
「悔いのない商売をやろう」。宮城・秋保温泉の名物SM「さいち」の創業者佐藤啓二会長と妻澄子専務が、家業のよろずやから現金販売・貸し売り無しに業態変換した79年に2人で誓った▼それから45年、名物のおはぎは最高日販2万5000個の記録を持ち、惣菜べんと…続きを読む
食のグローバルリスクが高まる中、コメがトレンドだ。国内外のおにぎりブームが良い例で、大手卸の直近の販売数量も前年比で2割は拡大。コロナ禍から回復した業務用はもとより、家庭用需要も旺盛で、減り続ける家庭炊飯もコロナ禍で底を打ったまま続いている▼問題は支…続きを読む
「麺ジャラスK」の店主が本を出版した。題名は「プロレスラー、ラーメン屋経営で地獄を見る」。著者は全日本プロレス四天王時代のトップレスラーで、デンジャラスKの異名を持つ川田利明だ。神保町の書店でサイン本が並んでいたので思わず買ってしまった▼「麺ジャラス…続きを読む
ライフフーズは50年前に台湾から冷凍枝豆の輸入を開拓した。矢野良一社長は日台の冷凍農産品貿易懇談会で、今年起きた能登半島と台湾東部地震の被害に触れ「困難に直面した時、他のどの国よりも真っ先に手を差し伸べ助け合ってきた。日台の冷凍野菜も同じだ」と強調▼…続きを読む
朝よく利用するコンビニがある。接客をしてくれるのは髪の色が個性的な若い方。髪以外にも、おしゃれさが際立ち見た目は派手め▼彼とやりとりをするのはレジで支払いをする数十秒の間。そのわずかな時間が、自分の朝を一気に心地よいものにしてくれる。いつ行っても、変…続きを読む
7月3日から1万円、5000円、1000円が新紙幣に切り替わる。肖像も1万円札が渋沢栄一に、5000円札が津田梅子に、1000円札が北里柴三郎に変更された▼国立印刷局の「新しい日本銀行券特設サイト」によると、新紙幣の偽造防止技術について特殊な印刷方式…続きを読む
強炭酸水には暑熱下、運動後のめまい、立ちくらみ、失神を改善する可能性がある。アサヒ飲料の6月26日の説明会で筑波大学との共同研究成果が明らかに。運動して血圧が低下した状態で炭酸水を飲むと血圧が元に戻り、脳血流量も回復するという▼血圧と血流の一時上昇は…続きを読む
先日、スジャータめいらくグループ波動医科学総合研究所が主催する「第23回百寿会の集い」において、「認知症の予防と治療について」の講演を拝聴する機会を得た▼ちなみに現在の予想では2040年には65歳以上の高齢者層の46.3%が認知症となる可能性があり、…続きを読む