名古屋市の敷島製パンの前期(24年8月期)売上高は、23年7月に実施した価格改定により増収を確保した。また、労働生産性の向上をはじめとするコスト削減や価格改定により原材料とエネルギー価格の高騰を吸収したため、増益で着地した。 今期の価格改定は、25…続きを読む
2024年の製パン市場は充実の1年となった。23年7月の価格改定効果で、主要大手製パンメーカーはおおむね増収で推移。利益面でも増益で推移している企業が多い。KSP-POSデータによる24年1~11月の食パン・食卓ロールの累計販売金額は、前年比0.7%…続きを読む
◇持続性確保へ基盤固めた1年 2024年の食品業界は能登半島地震をはじめとする自然災害の多発、長期化するウクライナ問題など地政学リスクの増大を背景に、「令和のコメ騒動」で主食のひっ迫に直面するなど、食の安全保障の重要性を色濃く印象付けた一年だった。4月…続きを読む
東洋水産は17日、「マルちゃん 市販用・業務用冷凍食品」の価格改定を発表した。原材料費の高騰や為替変動の影響に加え、包材費、物流費、燃料費などの継続的な上昇を受け、自助努力だけでは現行価格での安定した商品供給が困難な状況となったため値上げを行う。対象…続きを読む
オエノングループの合同酒精は17日、同社が仕入れ・販売する瑞穂酒造の泡盛「瑞穂 熟成三年古酒」を含む計7品目の価格を25年4月1日出荷分から値上げすると発表した。参考小売価格ベースで1.8~14.7%程度引き上げる。原材料費や物流費などの各種コストが…続きを読む
日本植物油協会は18日、24年製油業界10大ニュースを発表した。2年連続不作によるオリーブ油の高騰や厳しいコスト環境に対応する価格改定などに加え、こめ油・ごま油の市場規模伸長、カカオショックによるココアバターの世界的な需要増が選出された。食用油需要は…続きを読む
かどや製油グループのカタギ食品は、「日経POSセレクション売上No.1」の実績がある「有機ごま」シリーズのさらなる拡販に注力している。今回、大阪産(もん)名品の令和6年度新規認証商品に有機ごまシリーズが追加され、大阪府ホームページで紹介されている。「…続きを読む
24年の加工ごま市場は、為替や原料の高騰、人件費をはじめとした各種コスト上昇によって、多くのメーカーでは家庭用・業務用とも数回にわたって値上げを実施。金額べースでは価格改定の効果が表れたが、値上げによる数量の落ち込みが目立つ。一方で、新商品の投入や、…続きを読む
缶詰記者会はこのほど、会員投票による「2024年缶詰業界10大ニュース」を選定、トップには「能登半島地震、豪雨など災害激甚化」が選ばれた。年始発生の能登半島地震では缶詰・瓶詰・レトルト食品業界でも、多くのメーカーが政府によるプッシュ型支援に呼応し、多…続きを読む
日本紅茶協会はこのほど、2024年紅茶業界10大ニュースを発表した。 (1)2024年世界紅茶生産量は、安定推移=世界の紅茶生産量は23年359万tと微増。主要生産国の近況(24年1~9月)は、インドは干ばつの影響で約8%減少、スリランカは横ばい、…続きを読む