ダイドードリンコ（株）（大阪市中央区、０６・２４５・４０１１）は１４日から、一九〇ｇ缶飲料では業界初のたる形状「小樽缶」を使用した「無糖珈琲（樽）」を全国で新発売した。

同社は、九〇年に本格的ブラック缶コーヒー、ブレンドコーヒー「ダッチテイスト」（水出しコーヒー）を発売以来、毎年好評を得、今年２～７月期でも前年比五一％増と大きく伸ばしている。中でも、同社商品のたる缶を使用した「キリマンジャロ」（内容量二四〇ｇ）が好評を得ていることから、缶コーヒーの伝統と風格をイメージするアイキャッチ性の高い「小樽缶」を容器メーカーと協力して開発し、今回、「無糖珈琲（樽）」として発売することになったもの。

「無糖珈琲（樽）」はアラビカ種最上級の豆、ガテマラＳＨＢオーロラ、コロンビアＳＵＰエスメラルダ、サントス（Ｎｏ．２）、モカシダモをブレンド、酸味を極力減らして、上品で飽きのこない味わいを追求し、誰にでも飲みやすく仕上げたもの。

一九〇ｇスチール樽缶×二四本が一ケース、希望小売価格一一〇円。

同社では、自動販売機とＣＶＳを中心に、年間一五〇万ケースの販売を目指す。