平和食品工業、食感楽しめるスープ「ざる中華」発売

スープ 1998.04.22 8360号 9面

平和食品工業(株)(東京都目黒区、03・3467・0111)は、新感覚の中華スープ・ヘイワ「ざる中華」を全国に新発売した。

これは、具の盛り付けの彩りメニューの「冷やし中華」に対して「もりそば」や「ざるそば」といった生そばの歯ごたえと清涼感を中華麺で楽しんでもらおうと開発提案された製品。

味はコクと香りがきわ立つ和食と中華を合わせた今風な味わいのあるスープというのが特徴。使用方法もいたって簡単で、一人前は一・五玉(約一六〇~二〇〇g)のゆでた麺を冷水でよくもみ洗いし、皿に盛り付け、ざる中華スープ四五ccを同量の冷水でうすめ、つけ汁として使用する。薬味は、ネギ、ごま、ワサビなどを加えるとさらに楽しめる。

同品は、開発段階でラーメンチェーン店で冷やし中華とは違った感覚、つけ麺でもない、日本そばのような麺をツルツルッと楽しむさわやか感を持たせて、冷たいたれで楽しめるというコンセプトでテスト販売を繰り返し行い、今年3月から展示会などでの試食、サンプリングを実施し、その場での受注も多く、順調なスタートを見せている。サンプリング要求の対応にも追われていたが、3月一杯で出荷体制も整い、今月から本格販売を開始することになった。

同社では「ざる中華は、一人前の調理原価が、海苔、ワサビ、煎り白ごま、ネギを加えても一三〇円前後であり、したがってメニュー価格も四〇〇円以下に設定できる。トッピングなどに一工夫してもらえると、ざるラーメンとして年間メニューとしてぜひ利用してもらえるよう訴求提案をしていきたい」と積極展開をしていく考えを語っている。

内容量は一・八リットル(約四〇人分)、荷姿一・八リットル×六本が一ケース。初年度販売目標は一万ケース。

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