カネボウフーズ、新味覚シリーズ「プチベリーガム」など発売
カネボウフーズ(株)(東京都港区、03・5446・3596、石坂多嘉生社長)は、夢の糖「トレハロース」を使用した“新味覚シリーズ”第一弾として「Fプチベリーガム」と「紅茶ミントガム」「トレハロースのど飴」の三品を、9月21日に新発売した。
トレハロースは、二種類のブドウ糖の結合からなる天然糖質。植物や昆虫、海草に含まれている糖で、生命の保存や再生に深くかかわっている。
トレハロースは「復活の糖」「奇跡の糖」ともいわれ、砂漠や極寒地で生息する生物が、過酷な環境のもとで仮死状態になり再び蘇生する復活現象に、これらの生物に含まれるトレハロースが大きな役目を担っていると考えられている。
トレハロースの有用な特性は(1)甘味度は砂糖の四五%で、甘さが後に引かず、上品で温和な甘味質を持つ(2)マスキング効果がある。(香りや味を引き立たせる一方、苦味や渋み、生臭み、強い酸味を抑制)(3)優れた鮮度保持力、保湿力を持つ。(デンプンの老化や、蛋白質の変性の防止に優れ、動植物の細胞や食品組織の保持に有用。高含水菓子の品質安定化に好適)(4)低う触性である。(虫歯の一因である不溶性グルカンの生成が認められず、また砂糖からの不溶性グルカンの付着を約六〇%抑制する)(5)エネルギーの補給に利用できる(小腸で消化されてブドウ糖になり、吸収され、脳の栄養源となる)。糖アルコールと異なり一過性下痢を起こさない。
同社では、このようなトレハロースの特性を同社独自のガムベース技術と組み合わせ、業界で初めて従来にないジューシーでナチュラルなフルーツ感を味わえる“果汁たっぷりガム”と、苦味を抑え自然のコクと味の持続感を持たせた“味長持ちガム”を開発。また、従来の「のど飴」にトレハロースを使用することによって、“うるおい効果”をパワーアップした「のど飴」を開発・発売した。
〈商品概要〉
「プチベリーガム」(六粒入/一〇〇円・税別)は、ジューシー&フルーティな「果汁たっぷリガム」(1)べリー果汁をたっぷり配合(果汁五〇%)したミックスベリー味(2)トレハロースの配合により、果汁のみずみずしさとソフトな食感が味わえる(3)フレーバーチップを配合、種のようなプチプチした食感が楽しめる。
「紅茶ミントガム」(九枚入/一〇〇円・税別)は、おいしさ持続力が同社比で一・五倍の「味長持ちガム」(1)香りの深いダージリン種の粉末紅茶と紅茶葉を練り込み、豊かな紅茶の香りを実現(2)トレハロースの配合により、余分な苦味や渋みを抑え、紅茶本来の豊かな香りとコクを再現(3)ガムベースの改良とトレハロースの配合により、風味とおいしさが長持ち。
「トレハロースのど飴」(一〇粒入/一〇〇円・税別)は、のどにやさしい「うるおいのど飴」(1)保湿効果の高いトレハロースを使用。さらに、うるおい成分としてコンドロイチンを配合し、うるおい&ノドケア効果をパワーアップ(2)カネボウ薬品との共同研究で、のどに良いとされる山査子・甘草など一〇種類のハーブとカリンエキスを配合(3)砂糖不便用で、甘みを抑えすっきりとした味わい。しかも歯にやさしい(4)透明感のある琥珀色のモールド型スティックキャンデー。