波動を高める生活学:サケ
かつて、お歳暮の代表格とされた「新巻鮭」。最近はあまり見る機会が少なくなったが、おにぎりや弁当などでは相変わらず大人気はサケだ。そこで、今回はサケを取り上げた。波動測定には切り身を用いた。
サケの身は重要なタンパク源だ。タンパク質はアミノ酸から構成されている。体内で作り出すことができずに食品からとらなければならないアミノ酸を必須アミノ酸というが、必須アミノ酸の含有率を示す基準となるのがアミノ酸スコアだ。サケのアミノ酸スコアは肉類や卵などと並んで最高値の一〇〇を示す。タンパク質は人間の身体を構成する物質で、肝機能向上にも寄与する。『肝臓』の波動数値が高いのはこのためであろう。
サケの身の赤い色素は“アスタキサンチン”という。海の藻類により生成されたアスタキサンチンは、食物連鎖によって鮭の体内に蓄えられる。アスタキサンチンは抗酸化物質で、万病の元凶とされる活性酸素を消去する。活性酸素に関連する『過酸化脂質』『動脈硬化』の数値は非常に良い。
ビタミン類では骨格の形成にかかわるビタミンDが豊富だ。骨を強化するにはカルシウムだけでなく、ビタミンDも必要とされる。そのため、『骨粗鬆症』の数値が優秀なのだ。さらに、ビタミンAやEも含まれている。ビタミンAは眼に作用し、Eは前述の活性酸素除去に関係する。ビタミンAに関連する『視力』は優秀な数値だ。
さらに、サンマやイワシなどの青魚に多いDHA・EPAはサケにも含まれる。DHAは血液中の悪玉コレステロールを減らしたり、脳の働きを良くする効果があり、EPAは血液を固まりにくくし、血栓の予防に最適。『脳全体』『血液』は期待した数値だった。そして、サケの皮には美肌に欠かせないコラーゲンが多い。『皮膚』の数値がその証拠だ。
(めいらく波動医科学総合研究所・編)