味なCMおっかけ話 絶大SMAP効果 味の素マヨネーズ「ピュアセレクト」

1996.11.10 14号 6面

「変わらなきゃ」。マヨネーズも努力する。ヘルシー志向で油も塩もとかく悪者扱いされるなか、新鮮卵・良質油と原料にこだわったり、『ポテトサラダ用』と用途を分けたりと、マヨネーズ自身もヘルシー化している。そのかいあってか、最近女性雑誌などでマヨネーズ料理が多く取り上げられるなど、人気が高まってきている。

このマヨ人気の火付け役は、一人の若者。いまをときめく超スーパーアイドル・SMAPの香取慎吾くんだ。「いつでもどこでもこれさえあれば生きていける」。彼はマヨネーズのCMに出演する以前から、こうテレビで豪語していた。だから彼のマヨ好きは超有名。すかさず味の素がCMに起用したというわけだ。彼の演技とも本気ともつかぬ豪快な食べっぷりと、「おいしい◇」という恍惚とした表情がウケ、今年5月にはCM好感度調査で第一位に。なかでも食パンにマヨネーズで好きな子の名前を書く『おまじない編』はみんなが真似をし話題となった。

今秋の新シリーズは『焼き鳥屋編』。ふらり立ち寄る赤ちょうちんで、塩焼き・タレ焼きではなく、マヨネーズ味を注文する、というもの。新たな食べ方としてまたしても話題を呼びそうだ。そういえば、居酒屋ではエイヒレなどにマヨネーズはつきものだし、魚肉の臭み消しにももってこいなんだ…と勉強になる。

彼の属するSMAPはいまが旬。あらゆる年代層に人気が高く、メンバー五人とも各種CMにひっぱりだこ。SMAP効果は絶大で、せめてもの愛情表現とばかり、キムタクファンはオロナミンC、中居くんファンはガーナチョコを食べまくっているとか。かくして慎吾くんファンもマヨネーズを食べまくる…とはいえ、彼のペースにはちとついていけない。慎吾くんはCM撮影中ずっとマヨネーズを手ばなさず、四〇〇g入りを丸々一本食べてしまったというヘビーユーザー。これをマネしたラ、あとがコワイ。オネーサンの心境は複雑だ。

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