「ピーマン」「ししとう」の「とうがらし」ファミリーで、初夏をおいしく

2007.05.10 142号 1面

ピーマンの語源はフランス語の「ピマン」(とうがらし)。とうがらしからの品種改良で誕生した当時は、「甘とうがらし」と呼ばれていた。果肉が厚いため加熱してもビタミンCが壊れにくい。肉や油の組み合わせでカロテンの吸収を高めるので、肉詰めやチンジャオロースーは理にかなっている。サラダだとにおいが苦手な人は、さっと湯通しして。緑色なのは実が完熟する前に収穫するため。熟すとカプサンチンという色素が増えて赤色に、これが赤ピーマン。

とうがらしといえばカプサイシン。辛味が強いので量をとるのでなく、香辛料として少量を日常的に、減塩に活用して。辛味は種子に多く含まれるので、苦手な人は取り除いて。最初に油で炒め辛味を油に移すと、炒め物全体に風味がつきやすい。

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