トピックス:日本酒大賞奨励賞に作曲家・三枝氏 「飲むより味わうやさしい酒」
日本酒造組合中央会は先頃、東京・新宿のホテルセンチュリーハイアットで、『日本酒の日』の記念行事として、「平成9年度日本酒大賞奨励賞」を発表した。
選ばれたのは、「日本酒文化に深い理解を示し、日本酒の普及とイメージアップに大きく貢献している」作曲家の三枝成彰氏=写真。交響曲やオペラをはじめ、テレビ、映画音楽など多岐にわたるジャンルの作曲活動に携わる同氏は、「一升は軽く飲めてしまう」ほどの〝大の日本酒好き〟。
「日本酒は、あらゆる食べ物とマッチするオールマイティーな酒であり、飲むというよりは味わうという表現ができるやさしさを持った酒」と日本酒の魅力をアピール、受賞の喜びを語っていた。同時に行われた「全国きき酒選手権大会」には、地区予選大会を勝ち抜いてきた日本酒ファン一○○名が参加。熱戦の結果、個人の部で茨城県の大学生古賀聡さんが、団体の部でも古賀聡さん・山本敬さんの茨城勢が勝利の栄冠を勝ち取った。