免疫力を高めるヨーグルト、賢い食べ方abc
(a)量は?
フランス人の平均消費量は、一日約五○○ミリリットル! 本人の三倍だ。「健康のためにヨーグルトを食べようというなら、量としては一日に四~五○○ミリリットルが理想。一度にたくさん食べたからといって、その効果がずっと続くわけではないので毎日毎日食べ続けるのが大切です」(光岡教授)。プレーンヨーグルトの大パックがちょうど五○○ミリリットル。あれで成人一人の一日分にちょうどいいサイズだったのだ!
(b)朝or夜?
ヨーグルトは、一日のこの時間に食べなければ効果がないということはないが、普段の食べ方としておススメなのは、朝まとめて食べること。
外食の多い人も朝食なら家で食べることが多いので、習慣的に食べることができ、まとまった量もとりやすい。眠っていた空っぽの胃が冷たいヨーグルトの刺激で目覚め、腸も動き出して、気持ちの良い排便を促してくれる。
(c)食べ合わせ
ヨーグルトの効果をさらに高めるために、一緒に食べるようにしたいのが、穀類、豆類、芋類、野菜、果物、海草類など食物繊維を多く含む食品。
食物繊維は消化されずに腸まで達し、保水力があるため、腸内の便のかさを増やす。すると排便が促されて便秘が解消し、腸の中をきれいな状態にしてくれる。
また最近注目のオリゴ糖は、腸内でビフィズス菌のエサとなるものなので、ヨーグルトと一緒にとると効果的。オリゴ糖は大豆、ゴボウ、タマネギ、アスパラガス、バナナ、蜂蜜などに含まれる。