英国式おいしい紅茶の入れ方5選

1998.11.10 38号 8面

◆ストレートティー

(1)やかんにくみたての水を入れ、火にかけ沸騰させる。五円玉ほどの泡がボコボコ出ている状態が目安。

(2)紅茶をいれる前にまずポットとカップにお湯を注ぎ全体を温めておく。

(3)温めたポットにティースプーン1杯(2.5から3グラム)を一人分として人数分の茶葉を入れる。細かい葉は中盛り、大きい葉は大盛りにするのが目安。

(4)沸騰したてのお湯を人数分注ぎ、すぐにフタをして蒸らす。この時に沸騰したお湯を勢いよく注ぐのがコツ(1杯分は約160〓)。

(5)蒸らす時間は細かい茶葉なら二分半~三分、大きい茶葉は三~四分が目安(ミルクティーの時はやや長めに)。その間ポットを冷やさないようにティーコジーやティーマットを使うと温度が下がらず保温効果が上る。

(6)ポットの中をスプーンで軽くひと混ぜ。

(7)茶こしで茶がらをこしながら濃さが均一になるようカップに注ぐ。「ベスト・ドロップ」と呼ばれる最後の一滴まで注ぐ。

◆アイスティー

(1)温めたポットにティースプーン1杯分を一人分として人数分の茶葉を入れる。

(2)沸騰したお湯を手早くポットに注ぎ、すぐにフタをしてそのまま二分ほど蒸らす。ただし湯量はホットティーの場合の半分。つまり、二倍の濃さの紅茶をいれる。後でグラスに注ぐ時に氷が溶け、ちょうどよい濃さになる。

(3)十分蒸らして茶葉が完全に開いたら茶こしを使って別のポットに移す。甘くしたい時にはこの時点で砂糖を入れるか、シロップを入れる。

(4)できるだけ細かく砕いた氷をグラスにたっぷり入れ、熱い紅茶を一気に注ぐ。

◆フルーツセパレートティー

〈グラス2杯分〉

(1)ポットに二倍の濃さのホットティーを約300cc作る(アイスティーの作り方参照)。

(2)別のポットを用意し、そちらにグラニュー糖をティースプーン約12杯入れ、(1)の紅茶を茶こしでこしながら注いで、グラニュー糖をよく溶かす(甘味が少ないと二層に分かれにくい)。

(3)大きめのグラスに砕いた氷をたっぷり入れ、(2)を八分目まで注ぐ。

(4)搾りたてのグレープフルーツの果汁を氷に当てるように静かに注ぐ。

(5)カットしたグレープフルーツを飾る。

◆ホットシナモンティー

〈2杯分〉

(1)手鍋に水と牛乳をティーカップ1杯ずつ入れる。

(2)シナモン粉末をティースプーン三分の一入れる。

(3)沸騰直前に茶葉をティースプーン大盛り2杯(4~5グラム)を入れて、火を止める(茶葉は直接手鍋に入れないであらかじめ別皿に入れ、お湯で浸しておくとよい)。

(4)フタをして三~四分程蒸らす。

(5)軽くひと混ぜして茶こしを使って温めたティーカップに注ぐ。シナモンスティックがあれば添える。

*同じ方法でシナモンを入れずに作ればロイヤルミルクティーができる。

*シナモンの他にはクローブ、ナツメグなどが相性がよい。数種類のスパイスをミックスして加えればマサラティーの出来上がり。また、カゼのひきはじめにはショウガを入れたジンジャーティーがおススメ。

◆アイスティーロイヤル

〈2杯分〉

(1)ポットに二倍の濃さのホットティーを約300cc作る(アイスティーの作り方参照)。

(2)別のポットを用意、そちらにグラニュー糖をティースプーン12杯入れ、(1)の紅茶を茶こしでこしながら注いで、グラニュー糖をよく溶かす(甘味が少ないと二層に分かれにくい)。

(3)大きめグラスに砕いた氷をたっぷり入れ、(2)を八分目まで注ぐ。

(4)生クリームは入っている容器のまま少し振り、(3)の上にスプーンを使って表面にフタをするようにのせる。

(5)さらに牛乳を静かに注ぐ。上にミントの葉を飾る。

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら