現代病とナッツの関係、動脈硬化を防ぐピスタチオ

1999.07.10 46号 3面

ナッツ類は酒のつまみとして食べることが多いが、これはぜひお勧めしたい食べ方。お酒を飲むと体内からカリウムやビタミンなどが失われるが、これらを補う食品として特にピスタチオは理想的といえる。

ピスタチオには食物繊維、カロチン、ビタミンB1、E、カリウム、鉄が豊富に含まれる。失われていく栄養素を手軽に補えるという点からも酒のつまみとして常備しておきたい。

もちろん、ほかのナッツと同様にピスタチオの脂肪は良質で飽和脂肪酸が極端に少ない上、悪玉コレステロールを下げ、善玉コレステロールを下げない一価不飽和脂肪酸が多く含まれる。これは動脈硬化を防ぐ効果があり、しかもコレステロールはゼロなのでだれでも安心して食べられる。

アイボリー色の殻に包まれ、鮮やかな緑色であることから、「緑の宝石(エメラルドジェム)」、あるいはコクのある味わいと風味から「ナッツの女王」と呼ばれている。

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