気になる話題:食品ヒット大賞

2000.02.10 53号 13面

日本食糧新聞社の平成11年度(第一八回)「食品ヒット大賞」贈呈式が2月8日(火)、東京・大手町のパレスホテルで行われた。今年、大賞を受賞したのは、サントリー(株)の『スーパーホップスマグナムドライ辛口<生>』とタマノイ酢(株)の『はちみつ黒酢ダイエット』。

これは一〇三社のモニター企業からの答申をベースに、八名の選考委員(委員長=亀井昭宏早稲田大学教授)の討議により決定されたもの。

すっかりお馴染みのサントリー『スーパーホップスマグナムドライ辛口<生>』は、従来製品に比べ炭酸ガス圧、発酵度を高め、刺激感、シャープなキレ味を実現した、これまでになかった辛口<生>タイプ。同社新製品としては過去最速の約五カ月で一〇〇〇万ケースの販売を記録。年間では約一四〇〇万ケースの販売に達し、九九年度のビール・発泡酒の新製品としては最大のヒット商品となった。

一方、いま子供からお年寄りまで幅広い支持を得ているのが、タマノイ酢(株)の『はちみつ黒酢ダイエット』。黒酢は、血液の流れをサラサラにするといった効能がテレビなどで取り上げられるたび、爆発的人気を得ていたが、黒酢臭さとジュースで割って飲むのが面倒という指摘が多かった。そこで同社は、味にこだわり、またカルシウムやビタミン類を添加するなど、ドリンクとしての黒酢の価値を高めた。発売以来徐々に人気を集め、昨年5月末、テレビCMの放映を開始し、一二五ミリリットル紙パック商品では、いままでにない売上げとなった。

さて、あなたはこの二品、もうチェック済みですか?そしてあなた自身が決める「平成11年度食品ヒット大賞」はどんな製品でしょうか?

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら

関連ワード: サントリー タマノイ酢