サッパリトマトで食欲増進、「リコピン」で夏元気:ペンネアラビアータ
立秋とは名ばかりの残暑が続きますが、いかがお過ごしですか。こんなに暑いと食欲が減退してしまいますね。そんなとき、トマトのサッパリした風味とあの赤さが私たちの目と鼻を刺激して食欲をそそります。低カロリーで夏野菜の栄養がしっかりとれる夏バテ知らずのヘルシーなトマト料理を手軽に楽しみましょう。
レシピ提供=カゴメ(株)(東京都中央区、03・5623・8503)
◆ピリ辛パスタ料理「ペンネアラビアータ」
<材料・3人分>
・『アンナマンマペンネリガーテ』………200グラム
・『カゴメ完熟あらごしトマト290g』……1瓶
・『アンナマンマエキストラバージンオリーブオイル』………………大さじ2
・ニンニク……………1片
・赤唐辛子………1~2本
・塩…………小さじ1/3
<作り方>
(1)フライパンにオリーブオイルとニンニクのみじん切り、種を取った赤唐辛子を入れ、弱火にかけて香りを出す。
(2)『カゴメ完熟あらごしトマト』を1瓶と塩小さじ1/3を加え、軽く煮詰める。
(3)『アンナマンマペンネリガーテ』200グラムをゆで、(2)の中であえて出来上がり。
◆ポイント
『アンナマンマペンネリガーテ』は、ブロンダイスという鋳型で成形した伝統的なザラザラした表面のパスタ。リガーテ(筋入り)なので、ソースと絡みやすい。そのソースに使用した『カゴメ完熟あらごしトマト』は、完熟トマトの果肉を残した、新しいタイプの裏ごしトマト。混ぜものなしで、トマト本来の風味を最大限に生かしたもの。これに赤唐辛子とニンニクを加えることで食も進む。
赤唐辛子の辛味成分カプサイシンには、血行を良くする作用があり、食欲増進、健康増進にといいことずくめ。
●ちょっと箸休め:1
トマト缶が料理に最適
石黒幸雄著の『トマト革命』(草思社)によると、料理に使うなら「加工用トマトのほうが圧倒的においしい」という。トマトジュースの材料などに使われているトマトが加工用で、スーパーなどで売られているトマトは生食用。加工用は、色は真っ赤で比較的小ぶり。日光や風雨にさらされ、苗は地面をはっているからだ。また、うま味成分のグルタミン酸がたっぷり。さらに、真っ赤の源「リコピン」が豊富だ。スーパーでは、真っ赤な完熟トマトがなかなか見つからない。そんな時は、加工用トマトを使ったトマト缶などが料理には最適だ。