「おいしそう」と、体臭の関係学 体臭?好いんじゃない? が国際派
日本人にとっては、「おいしそう……」と食欲をそそる二オイが、外国人にとっては我慢のならない悪臭であるという例がある。たとえば納豆、少し生臭い焼き魚のニオイなど。
逆に西洋人にとっては「デリシャス!!」を想像させるのに日本人には苦手という人が多いものとしてはブルーチーズの刺激臭など。食品とそのニオイの関係は切っても切れない間柄だが、そこに民族性や文化が感じられるのは面白い。
一方、人の体臭にも国民性がある。一般に強い順からいうとまずアフリカ系、次に白人。東洋人はもともとそう強い方ではないが、日本人はさらにそれを少なくしようとする傾向があるという。食の文化情報が大いに交差している現代、自分の個性として体臭肯定派になるのもコスモポリタン的生き方だ。
どちらしても食生活や生活習慣が体臭に大きく影響していることは確か。このベースを踏まえた上で、自分の一時的体臭変化を感知できれば、病気の予防、発見にもつながるという。
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