今月のイチ押し商品:クールなのにパワフル!西洋人参の「香西洋参」登場

2002.08.20 84号 5面

「西洋人参」は、日本ではあまり知られていないが、中国ではずっと前からブームになっている。「お金持ちの人参」と言われ、政府の要人や官僚、スポーツ選手たちに愛飲されているそうだ。

別名アメリカ人参(アメリカンジンセン)、広東人参とも呼ばれる。朝鮮人参と同じウコギ科の植物で、アメリカやカナダの森林地帯で自生し、二八〇年前までは野草と見なされ名前すら知られていなかった。それがアメリカに住むある華僑がこの野生の人参を発見し、アメリカの国旗に因んで「花旗参」(かきじん)と命名した。いまでは中国で大規模に栽培されるようになり、広く知られるようになった。

身体を温めながら元気をつける朝鮮人参と違って、西洋人参は身体を冷やしながらパワーをつける。だから頭をよく使いカッカしがちな学生・受験生にピッタリといえるだろう。また、作用が穏やかなので高齢者や体質の弱い人にも幅広く使える。

中国では、西洋人参の詰め合わせセットが漢方薬局や食品店の店頭に並べられている。特に年末には看板に大きく「冬令進補」(とうれいしんぽ=冬にエネルギーを補い、消耗しやすい春夏に備える)と掲げられ、日本の相場で五~一〇万円するような贈答品が飛ぶように売れるという。

最近発売された「香西洋参」(しゃんせいようじん)は西洋人参の中でも最高級品を使っている。西洋人参を粉砕して微粉末にしたものと抽出エキスをミックスしたものなので香りが高く、味はマイルドで飲みやすい。ハーブティーとしても楽しめる。特に暑い夏にはピッタリの健康食品である。お湯に溶かして飲んだり、レモンや蜂蜜を加えて冷やして飲めば夏バテ防止にもなる。

▽六〇包(スティックタイプ)希望小売価格九五〇〇円(税別)

問い合わせ=日本中医薬研究会 電話03・3273・8891

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