お家で作る簡単ローストビーフは、真空調理がおすすめ

2013.11.01 220号 03面
牛モモ肉のローストビーフ焦がしバターのデミグラスソース

牛モモ肉のローストビーフ焦がしバターのデミグラスソース

地鶏のガランティーヌ アプリコットジャムのドレッシング

地鶏のガランティーヌ アプリコットジャムのドレッシング

 ●恵比寿 月夕堂シェフ・廣瀬龍一さん

 ボージョレ・ヌーヴォーの夜、ワインと一緒に楽しみたい料理のアンケートを取ったところ、1位はローストビーフだったそうです。確かにご馳走感があって、ワインのあるテーブルの王道という気がしますね。でも、「家庭で作るのは大変そう」「デリカテッセンで買ってこようかな」と思ってしまう人も結構いらっしゃるようです。

 ところが、真空調理で作るとびっくりするほど簡単。コツを覚えれば手間も時間も意外とかかりません。今回はこの真空調理で、ローストビーフとフレンチの鶏むね肉のガランティーヌをご紹介。どちらも、しっかりラップをしてお湯が入らないようにすること、温度をなるべく58~60℃に保つことの2点がポイントです。温度は温度計で計りながら、下がればガスコンロで弱火で加熱する。または10分おきくらいに、鍋の湯を変えるなどしてください。

 料理も食事も楽しんで、素敵なボージョレ・ヌーヴォーの夜をお過ごしください。

 ◆牛モモ肉のローストビーフ焦がしバターのデミグラスソース

 <材料・4人分>

 ・牛もも肉のかたまり……………300g

 ・塩…………………………………4~5g

 ・黒こしょう………………………適量

 ・にんにく…………………………1片

 ・「ハウス ビストロシェフのビーフシチュー」…1/8箱

 ・水…………………………………120ml

 ・バター……………………………50g

 ・ビネガー…………………………お好みで

 <作り方>

 〔下準備〕焦がしバターのデミグラスソースを作る。

 (1)鍋に水を入れて「ビーフシチュー」を加えて煮溶かす。

 (2)別の鍋にバターを入れて加熱して、パチパチと音がしなくなるまで茶褐色に焦がし、常温に冷まして(1)にまぜ合わせる。

 (3)お好みでビネガーを加えて味を調える。

   *

 (1)牛もも肉はかたまりのまま塩・こしょうをして、スライスしたにんにくをすり込む。

 (2)大きめのラップをピンと張った状態にして、(1)をぴっちりとキャンディーを包むように、ひねりながら整形する。さらにアルミホイルで包む。

 (3)湯沸かし器の設定温度を58℃にして、肉がしっかりと浸るほどの湯を鍋に入れ、そのまま温度を保ちながら1時間ほど保温して、ゆっくりと熱を入れる。

 (4)そのまま水に浸して冷まし、さらに冷蔵庫で冷やす。

 (5)お好みの厚さにカットして皿に盛り、焦がしバターソースをかけて完成。

 ◆地鶏のガランティーヌ アプリコットジャムのドレッシング

 <材料・4人分>

 ・鶏むね肉……………………………1枚(300g)

 ・「カルフール アプリコットジャム」…200g

 ・ピュアオリーブオイル……………………40g

 ・クルミ、松の実、カシューナッツ、ピスタチオなどのナッツ類…30g

 ・レーズンなどドライフルーツ……………20g

 ・塩……………………………………………適量

 <作り方>

 (1)ジャムをオリーブオイルでのばしながら、ゆっくりと合わせていき、ドレッシングを作る。

 (2)鶏むね肉は皮を取り、5mmの厚さにスライスして、なるべく平らな四角のシート状にする。

 (3)大きめのラップをピンと張った状態にして、(2)をすき間なく四角く置く。のり巻きを作るイメージで、肉の上にナッツを横一直線に置き、ラップを使って閉じるように巻く。巻き終わったらドライフルーツを同じように巻き込む。一つの詰め物ごとにしっかりと巻いていく。

 (4)さらにラップを使って、キャンディーを包むように、ひねりながら丸く整形して、ぴったりと空気が入らないようにする。上からアルミホイルで包む。

 (5)湯沸かし器の温度設定を58~60℃にして、肉がしっかりと浸るほどの湯を鍋に入れ、そのまま温度を保ちながら1時間ほど保温して、ゆっくりと熱を入れる。

 (6)そのまま水に浸して冷まし、さらに冷蔵庫で冷やす。

 (7)お好みの厚さにカットして皿に盛り、アプリコットドレッシングをかけて完成。

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