にら 硫化アリルは根元部分に

2019.11.01 292号 01面
にらと卵のとろとろスープ

にらと卵のとろとろスープ

 「古事記」「万葉集」にも登場するほど古くから、薬草として頼りにされてきたスタミナ野菜。切るだけで調理できる手軽さも魅力。ねぎの仲間で身体を温めるので、これからの季節は大活躍。

 カロテン、ビタミンB2・C・E、カルシウム、カリウムも。強い香りは、根元の白い部分に多く含まれる硫化アリル。刻むと酵素の働きでアリシンに。アリシンは糖質の代謝にかかわるビタミンB1と結びついて、B1を血液中に長くとどめてくれる性質が。そのためレバーや豚肉との相性が抜群。

 ●にらの保存 葉先が折れないようにポリ袋に入れて、葉が重ならないように冷蔵庫の野菜室で。根元をなるべく立てて保存したい。

 ◆にらと卵のとろとろスープ

 <材料・2人分>

 ・卵……1個

 ・にら……50g

 ・「丸鶏がらスープ」……大さじ1/2

 A・水……1・1/2カップ

 A・しょうゆ……小さじ1/2

 ・水溶き片栗粉……小さじ2

 <作り方>

 (1)にらは4cm長さに切る。

 (2)鍋に「丸鶏がらスープ」、Aを入れて火にかけ、煮立ったら(1)のにらを加える。ひと煮立ちしたら水溶き片栗粉を回し入れてとろみをつける。

 (3)ボウルに卵を割りほぐし、(2)に回し入れて、ゆっくりとかき混ぜる。

 レシピ=味の素KK

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら

関連ワード: 味の素