トップバリュ 減の恵み 太陽の光をたっぷり浴びてトマトは八代を出発します!
◆「減の恵み」とは
農薬・化学肥料を極力抑え、環境への負荷を低減して生産された農産物
冬場を中心に半年間、イオンのトマト売り場にいつもある「減の恵み 熊本県産トマト」。
八代市の生産者、山下賢さんにお話を伺いました。
「大切なのは土作り。微生物の働きが活発な土にすることで農産物が元気に育ちます。」
●土作りと太陽消毒で
わが家は父親の代から50年以上続くトマト生産農家。トップバリュブランドは30年近く、みなさまにもおなじみの「山下さんのトマト」の2代目が私です。10月~翌年6月まで、イオンのトマト売り場にお届けしています。
頑張った分だけ応えてくれるのが農産物です。大切なのは土作り。完熟堆肥を有効に使い、微生物の働きが活発な、元気な土にすることで農産物が元気に育ち、化学肥料も減らせるようになるのです。現在、私たちのグループは農薬3割減、施肥5割減でつくっています。農薬の使用を制限する分、土の状況や農産物の様子をこまめにチェックしています。
土壌消毒にも農薬を使用せず、シーズンが終了した7月から1カ月半、太陽熱消毒をしています。害虫の侵入を防ぐために柵に粘着シートを利用するなどの工夫も。そして8月半ばからようやく作付けに入ります。
●糖度は6度以上
私たちのグループは、トマト大玉を13人で8町、ミニトマトを14人で7町の作付けをしています。「いい味、いい形、おいしい」を目標に、糖度は6度以上のものをつくっています。
良いトマトの決め手は、お日様の使い方。冬場は夜温が下がるのでビニールハウスは二重三重にしますが、そのカーテンをいかに上手に開けて光を当ててあげるかがポイントです。朝8時45分から夕方5時までが一般的ですが、農地によって状況は違います。夏と冬では光の量も異なり、冬は夏の半分程度。冬の時期には光合成の力も落ちるので、肥料を与えすぎても逆に元気がなくなるんです。面白いですよね。
●天の采配、自然の恵み
トマト栽培に関わって24年、会社を継いで3年。自分でいろいろなことを試し、みなさんに喜んでもらえるトマトをつくることが楽しく、大きな喜びです。とはいえ、生産物は天の采配、自然の恵み。その年や時期、天候によって思うようにならない場合もあります。温かい目で農作物を見守っていただけたらうれしいです。
◇農家飯 山下さん家の2品
◆トマトが香るスープ&お吸い物
普通のコンソメ味のスープや和風のお吸い物に、少量のトマトを刻んで入れます。みそ汁に入れる人もいますよ。味がとてもまろやかになり、酸味がアクセント。減塩にもなり、食も進みます。
◆おろしたてのトマトジュース
トマトを皮ごとおろし金ですりおろし、ボウルに。少しの砂糖とほんの少しの塩で味を調え、お玉でかきまわしてコップに注いで飲みます。冷蔵庫で2日ほどもちますが、おろしたてが一番おいしいです。
※売価は店頭でご確認ください。季節やエリアにより取扱いのない場合がございます。
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◆農薬・化学肥料を極力抑え、環境への負荷を低減して生産された農産物「減の恵み」
減らす、引き出す 自然本来のチカラ
お客さまの体のすこやかさと自然環境への優しさをより高めるために。トップバリュからの提案です。