ほっとコーヒータイム(62)優美な酸味と香りが魅力のモカ

2013.05.10 214号 06面
「モカブレンド」

「モカブレンド」

 コーヒーの「モカ」はもともと港町の名前。アラビア半島の紅海に面するモカ(イエメン共和国)は昔、欧州へのコーヒー輸出で栄え(現在港は閉鎖)、ここから出荷されたイエメン産と、アフリカ・エチオピア産のコーヒー豆を「モカ」と呼ぶ。

 モカの特長はフルーティーな香りと酸味。酸味はコーヒーのおいしさを決める要素の1つだ。コーヒーの実は、他の果実と同じように酸を含んでいる。その酸味の強さを煎り加減などで調節し、生豆製品へと仕上げていく。

 勘違いしがちなのが酸味と酸化の違いだ。コーヒー豆は鮮度が命。時とともにどんどん酸化が進み、酸化による酸っぱさも生ずる。それは身体にとって「毒」であり、受け容れがたい味だ。一方、コーヒー豆本来の自然な酸味は甘味や苦味などと協調し、味と香りのハーモニーを奏でる。

 さらに魅力を引き出すのが、ブレンドの技。酸味と香りが特長のモカは、コクと苦味のあるコロンビア産豆などとのブレンドが好相性。新鮮な豆でこそ味わえる、自然な酸味と豊かな風味を、ぜひ堪能してみて。

 ●NEW!きくのIFC コーヒードリップバッグ モカブレンド

 モカ豆独特の甘い香りとまろやかな酸味の「モカブレンド」。1パック8g×5袋入、168円(希望小売価格)。

 ※要冷凍・冷蔵品

 *

 「きくのIFC コーヒー」は、鮮度を重視し、焙煎直後の豆を急速冷凍して、高機能ガス(アロマ)を封じ込める独自製法で作られ、煎りたて・挽きたての鮮度と風味が味わえる。

 ▼めいらくグループお客様相談室

 電話 0120・668833(9~18時)

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら

関連ワード: スジャータめいらく