百歳さんこんにちは:東京都・竹内つね子さん(99歳)
病気知らずが自慢
昼食は12 時きっかりにいただく
東京都練馬区羽沢で、次男家族3人と一緒に暮らす竹内つね子さん(99歳)は、人生に前向きなクリスチャン。毎週日曜日に東京・目白の教会に通い、大きな声で賛美歌を歌うのを楽しみにしている。
◆「人生前向き」が生活信条
つね子さんの出身地は長野県和田村(現・長和町)。昭和18(1943)年に結婚、東京・目白で暮らしていたが、終戦前に羽沢に移り住んだ。
これまで職についたことはなく、専業主婦として過ごしてきた。「人生前向き」が生活信条。くよくよしない楽天家だ。良き妻であり、良き母として家庭を守ってきた。「これまで病気したことがありません」と笑顔で語る。
足腰が丈夫で、閑静な自宅周辺を散歩するのが日課。食事の買い物にも毎日出かける。「花を眺めたり、人から声をかけてもらうのが楽しみ」という、ご近所の人気者だ。
「おばあちゃんは健脚で、膝が痛い時にも動かした方が良くなると考え、あえて散歩に出かけます。杖を使わずに、毎週日曜日にはひとりでバスに乗って目白の教会に通っています」と話すのは、次男・聖二さん(67歳)の妻ひろみさん(62歳)。「わが家は全員クリスチャンなので、夕食の時には聖書を読み、お祈りするのが習慣になっています」(ひろみさん)。
◆ブラウスはお手製マフラーも編みます
つね子さんは、身の回りのことはすべて自分でこなす。元気なうえに、手先がとても器用なのだ。和裁・洋裁ともプロ級で、ふだん着ているブラウスもミシンを踏んで仕立てる。しかも、針の穴に糸をしっかりと通す。冬はマフラーを編んでバザーに出品している。
器用なのは料理でも発揮される。「揚げ物を料理する時には、油の温度の調整がとても上手で、小麦粉の溶き具合など絶妙です。私はまだ、母の領域に達していません」と、ひろみさんは笑顔でつね子さんの“技”を評価する。
◆きれいに咲く花を眺めるのが好き
つね子さんは朝と昼の食事は台所に立って自分で献立を考える。朝はパンと野菜サラダに卵焼き、牛乳、コーヒーが定番。朝食の時間は朝8時、昼食は12時と時間厳守だ。
歯も丈夫なので家族と同じに炊きあげたごはんを食べる。食欲は旺盛。一人前をしっかりと食べる。
「きれいに咲いている花を眺めるのが好き」というつね子さんは、身も心も端正だ。
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