特集・求められる介護食品とは:基調インタビュー=新潟大学大学院医歯学総合研究科・井上誠教授

2014.09.01 209号 15面
病院内に設置された食の支援ステーション(7月の取材時はリニューアルのため仮店舗での開設)

病院内に設置された食の支援ステーション(7月の取材時はリニューアルのため仮店舗での開設)

にいがた摂食・嚥下障害サポート研究会の会員から提供された市販の介護食、嚥下補助食、介護用の食器・食具などが展示されている

にいがた摂食・嚥下障害サポート研究会の会員から提供された市販の介護食、嚥下補助食、介護用の食器・食具などが展示されている

 日本介護食品協議会によれば、2013年のユニバーサルデザインフード(UDF)の生産量は1万1686t(前年比126.5%)、生産金額は134億8100万円(同124.5%)と、引き続き大きく増加した。介護食全体でみると市場規模は1000億円程度といわれ、ここ数年は前年比3%前後の伸び率で成長しているとみられる。一方、介護食品についてはこれまで包括的かつ体系的に整理されたことがなく、農林水産省により昨年開催された「これからの介護食品をめぐる論点整理の会」において、ようやく介護

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