ソフトでできるリスク管理(137)重合汚染の対策

2024.03.01 323号 64面
写真1 ブロック肉をスライスする前に、肉の表面にアルコールを吹きかけて殺菌

写真1 ブロック肉をスライスする前に、肉の表面にアルコールを吹きかけて殺菌

写真3 丸刃と隙間に汚染が蓄積するマルチスライサー ユニットごと入れ替える対策が有効

写真3 丸刃と隙間に汚染が蓄積するマルチスライサー ユニットごと入れ替える対策が有効

 今回は、前回解説した「重合汚染」の対策について、いくつか紹介する。

 ●重合汚染対策(1)食材ブロックへのアルコール殺菌
 食肉のスライスパックの例だが、スライサーは作業前にアルコール消毒を行う必要がある。しかし、ブロック肉の表面にもある程度の汚染が付着している。そのブロック肉をそのままスライサーにかけると、ブロック肉表面の汚染がスライサー(タンクと刃)に移行してしまう。そし

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