ソフトでできるリスク管理(147)DX+AI(後編) 見えてくることは広範囲
2025.01.01今回は、食品工場のDX(デジタルトランスフォーメーション)化におけるデータ活用方法や、DX化で可能になることなどを解説する。 ●デジタルデータの活用方法 食品工場のデジタルデータ活用として、「HACCP会計」という方法も使える。洗剤、殺菌剤、粘着…続きを読む
今回は、気温の上昇により湿度との相乗効果で増えてくるカビ・虫・細菌の問題について解説する。 ●気温上昇で増加する危害 日本では年々、夏の気温が高くなりつつあり、高湿度との相乗効果によって、食品工場では危害問題が大きくなってきている。今まで結露問題…続きを読む
今回は、製造機械装置のメイン部分をユニットごと外して洗浄するユニット交換洗浄について解説する。 ●汚染の蓄積を遮断するためのユニット交換洗浄 ユニット交換洗浄とは、製造機械装置のメイン部分をユニットごと外して洗浄する方法だ。 例えばマルチスライ…続きを読む
今回は、間違いや誤解もある帽子、爪ブラシ、冷凍に関する食中毒の知識について解説する。 ●帽子は食中毒防止の目的も 「食品製造作業で帽子をかぶるのは毛髪落下・混入防止のため」と理解している人がほとんどだと思うが、もう一つ重要な目的がある。食中毒防止…続きを読む
今回は、天井裏の結露対策について、通気と除湿の二つの解決策を解説する。 ●異物混入や食中毒の危険につながる天井裏の結露 夏場、工場内に結露が発生して困っている工場は多い。中には天井に結露が発生して、天井の照明の隙間や壁側の電源コンセントから水滴が…続きを読む
今回は、昼食でのテイスティングを品質管理に生かしている事例について解説する。 ●ハム・ソーセージメーカーの例 オーストラリア・メルボルンの大型ハム・ソーセージメーカーの見学で、昼時に役員用の食堂に案内された。一つのテーブルに多くの製品サンプルが広…続きを読む
今回は、記録から分析までが簡単にできる「フォーム」によるデジタル化の方法について解説する。 ●フォームの作成手順 単純な金属検出機の記録で、検査数に対してどの程度の反応があるかの傾向分析まで自動でできる「メールフォーム」を作ってみよう。例としてG…続きを読む
今回は、記録から傾向の分析を行う意味や、DX化によるメリットについて解説する。 ●ペーパーレス化(DX化)がなぜできないか 筆者はスポットの工場診断に行くことも多いのだが、ある工場で金属検出機の記録を、バインダーに挟んだチェックリストにボールペン…続きを読む
今回は、前回解説した「重合汚染」の対策について、いくつか紹介する。 ●重合汚染対策(1)食材ブロックへのアルコール殺菌 食肉のスライスパックの例だが、スライサーは作業前にアルコール消毒を行う必要がある。しかし、ブロック肉の表面にもある程度の汚染が…続きを読む
今回は、細菌検査の結果が良くない場合の原因として多い「重合汚染」について解説する。 ●積み重なり蓄積していく汚染 製品の細菌検査をすると、「合格ではあるが、あまり良いとは言えない」「ぎりぎり合格に近いことが時々ある」といった結果に不安を持つ工場も…続きを読む