コロナ禍以降減っていた人流の回復とともに、黄色ブドウ球菌を原因とした食中毒の報告が増えてきた。 本号では、改めて黄色ブドウ球菌の特徴について解説するとともに、これまでに発生した食中毒の発生要因を見直し、その予防策を紹介する。 ◆解説1=黄色ブドウ…続きを読む
◆日本の焼き肉店の仕込み代行業を担うセントラルキッチンへ 2019年1月、滋賀県守山市に「近江焼肉ホルモンすだく」1号店を開店したことに始まり、食肉卸・飲食・小売り・貿易の4事業を展開し、創業5年目で売り上げ15億円を達成した(株)総合近江牛商社。…続きを読む
●後藤政幸、熊田薫、熊谷優子編著・『生命科学シリーズ 食品衛生学第2版』 理工図書発行 定価3520円(本体3200円+税10%) 食品衛生に関わる基礎的な内容を網羅し、最新の知見と資料を基に分かりやすく解説する「食品衛生学」。2024年度より、…続きを読む
◆解説2=宅配弁当を原因とする黄色ブドウ球菌食中毒について 2023年5月末に静岡県静岡市で発生した、宅配弁当を原因とする黄色ブドウ球菌食中毒事件。その発生原因を究明する中で明らかとなった事実を教訓に、今後の対策や静岡市保健所が行っている衛生講習な…続きを読む
◆企業事例=雪印メグミルク(株)品質保証部 食中毒事故を二度と起こさないための体制づくり 2000年、雪印乳業(株)大阪工場(発生当時)で製造された低脂肪乳などにより発生した黄色ブドウ球菌を原因とした食中毒事故。発生当時、黄色ブドウ球菌が産生する毒…続きを読む
●(株)エルメックス 「Pro・mediaスタンプ培地」シリーズ 表面に押し付けるだけ、誰でも簡単に微生物検査 * 黄色ブドウ球菌対策では、環境由来の交差汚染の予防が重要である。エルメックスが提案する「Pro・mediaスタンプ培地」は、…続きを読む
●島津ダイアグノスティクス(株) 「コンパクトドライ X-SA」 培地調製不要、24時間で黄色ブドウ球菌を測定 * 「コンパクトドライ X-SA」は、黄色ブドウ球菌を従来法(48時間)よりも早い24時間で測定可能な乾式簡易培地である。従来…続きを読む
◆連動企画=進化を続ける「サクレ」 出来たてのおいしさを消費者へ フタバ食品(株)のアイスといえば「サクレ」。1985年に販売を開始し、2023年シーズンには約5000万個を出荷した同社を代表する人気商品だ。消費者の要望に応えて時代とともに味をブラ…続きを読む
●(株)スギヤマゲン 清浄度確認マーカー「すぐわかる君」 蛍光マーカーで清掃後の状態を迅速に目視確認 * 新型コロナウイルスの流行以降、医療施設、食品工場はもとより一般施設においても、人の手指が頻繁に触れる箇所の清掃は重要な感染防止対策の…続きを読む
今回は、高温多湿が原因で増加しているカビ・虫・細菌への多面的な対策について解説する。 ●多面的・総合的な対策を 前回お伝えした通り、日本では今後も高温多湿状態が続くと多くの専門家が推測しており、食品工場でも多様な危害に対して多面的な対策(危害を防…続きを読む