明治150年特集:躍進する企業=田中食品 「子を想う親心」原点に117年
田中食品は、明治34(1901)年、広島県呉市で創業者・田中保太郎氏により、漬物・佃煮・味噌製造業として創業された。大正時代には、当時の陸軍と海軍から持ち運びが容易で日持ちのする食品を要請され、そこで創り出されたのが同社の代名詞ともいえる初代「旅行の友」である。 そのほかにも、味噌汁を缶詰でインスタント食品にするなど、さまざまなアイデアから生活に密着した食品が考え出された。そうした食品の開発は、戦地で頑張る息子たちへの『子を想う親心が生んだ、愛情に
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