凸版印刷、楽に絞れるチューブを開発 利便性と省資源両立

「チューブなパウチ」のイメージ

「チューブなパウチ」のイメージ

凸版印刷はこのほど、ラミネートチューブ胴体の厚みを薄くした新構造で、高齢者や子どもでも中身を最後まで使い切りやすい新機能パッケージ「チューブなパウチ」を開発した。消費者の利便性向上と省資源化による環境配慮を両立した。

同容器は一般的なラミネートフィルム製パウチに用いられる層構成のフィルムを筒状に加工し、先端にプラスチック成型品の注出口を取り付けた容器。従来のラミネートチューブの胴体厚みは0.3mm前後であるのに対し、「チューブなパウチ」は最薄0.03mmに設定した。胴体フィルムの厚みを薄くしたことで、一般的なラミネートチューブと比較してプラスチック樹脂の使用量を30%以上削減。省資源化による環境適性に配慮した。胴体のフィルムは封筒状に折り畳む加工を施し、握った時の弾力を軽減した。注出口のパーツを独自開発の形状にすることで、従来品より中身が容易に絞りやすくなった。

胴体フィルムには世界最高水準のバリアー性能を持つ透明バリアーフィルム「GL BARRIER」を使用。容器全体のバリアー性能がアップし内容物の鮮度を保持できる。胴部を透明化したことで内容物の視認性がアップし、残量確認がしやすくなった。キャップの形状を変更すれば、従来ラミネートチューブでは採用が難しかった粘度の高い味噌や、湿気に弱い顆粒(かりゅう)状の調味料、固形物にも対応する。

4月からサンプル出荷を開始した。本格販売は10月になる予定。食品・トイレタリー・医薬分野に向けて拡販し、20年度には関連受注を含めて10億円の売上げを目指す。(涌井実)

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