森永製菓、SNSの1アクションにつき10円 カカオ生産国の子ども支援

菓子 キャンペーン 2024.08.30 12813号 04面

 森永製菓は「チョコレートを食べる人も、カカオの国で学ぶ子どもたちも、みんなの笑顔を未来につなぎたい。」との思いで展開するカカオ生産国の子どもたちを支援する活動「1チョコ for 1スマイル」の取り組みとして、「1チョコ for 1スマイル サマーキャンペーン」=写真=を19日から9月8日まで実施している。期間中、Xやインスタグラムなど対象SNSツールでの1アクションにつき10円を、国際NGOのプラン・インターナショナルと日本発のNGO ACE(エース)」を通じ、エクアドルとガーナの子どもたちの支援に充てる。今回のキャンペーンは、16年におよぶ「1チョコ for 1スマイル」の活動で初の取り組みとなる。

 今回の取り組みは、カカオ生産国のことや「1チョコ for 1スマイル」の取り組みに関する「学び」のアクション(投稿・行動)が、カカオ生産国の未来を担う子どもたちへの支援につなげる期間限定キャンペーン。いつの間にか参加していたではなく、能動的に意義を感じながら参加してほしいとの思い具現化した取り組みを通じて、より多くの人にカカオ生産国の課題を知ってもらう。参加者には抽選で森永製菓のカカオを使用した商品の詰め合わせや当選者の写真が入ったオリジナルデザインの「小枝」が当たる。知ることがカカオ産業のサステナビリティ向上への一歩となり、カカオ生産国の子どもたちの笑顔の「たね」になるとの思いで企画した。

 「1チョコ for 1スマイル」は、同社が08年から続けている活動。これまでの支援総額は約3億1773万円(24年2月時点)。支援パートナーである国際NGOのプラン・インターナショナルと、日本発NGOのエースを通じて、ガーナなどカカオの国の未来を担う子どもたちの教育環境の改善や児童労働問題への取り組みを、商品の売上げの一部を使って支援する。年間を通して行う寄付に加えて、年に1回の特別期間では対象商品の売上げ1個につき1円を寄付するキャンペーンを実施してきた。

 ▽キャンペーンページ=https://www.morinaga.co.jp/1choco-1smile/summer_2024/(青柳英明)

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