「食の本屋さんポップアップショップ」

　日本食糧新聞社は1日、東京都中央区の本社ビル4階に食の専門書を販売する「食の本屋さんポップアップショップ」を開店した。「食の本屋さん」は食品業界に携わる人に向け、日本食糧新聞社の書籍販売を担当する読者サービス本部がビジネスに役立つ「食」に関する本をセレクトし取り揃えた。

　オンラインショップの「食の本屋さんby 日本食糧新聞社」と自社展示会「ファベックス」などで展開して、高い評価を得ていることからリアルショップの展開を開始する。

　読者サービス本部では、全国の無書店自治体が493に上り、全体の約28％の自治体には書店が存在しない（24年11月時点・出版文化産業振興財団調査）という状況を深刻にとらえ、「食に関する良書を届ける」との思いから「街の本屋」をコンセプトにしながら食品専門紙としての知見を生かし、セレクトした「食の本屋さん」の展開を開始した。

　「食」をテーマにした本を集めたリアルな書店は日本国内にはほとんどないため、「街の本屋にはおいていない本がたくさんある」「ミニブックスシリーズ入門書は新入社員教育に最適」「営業・商品開発・店舗デザイン・食品工場マニュアルまで役に立つ本が豊富」「これだけの種類から選べるのはとても楽しい」などの声が多く寄せられている。

　〈店舗情報〉▽名称＝「食の本屋さんby日本食糧新聞社」ポップアップショップ▽所在地＝東京都中央区入船3-2-10、アーバンネット入船ビル4階・日本食糧新聞社「食情報館」内▽営業時間＝平日午前10時～午後4時30分※年末年始は除く▽問い合わせ＝読者サービス本部honbu@nissyoku.co.jp